Dragon's Domain Recordsより、1990年公開のサイエンス・フィクション・スリラー『侍女の物語(The Handmaid's Tale)』のオリジナル・サウンドトラックが登場。音楽を手掛けるのは、坂本龍一(『戦場のメリークリスマス』『ラストエンペラー』『レヴェナント:蘇えりし者』)です。
フォルカー・シュレンドルフ(『ブリキの太鼓』『セールスマンの死』)が監督、ハロルド・ピンターが脚本を務めた本作は、マーガレット・アトウッドの小説を原作とし、ナターシャ・リチャードソン、フェイ・ダナウェイ、エイダン・クイン、エリザベス・マクガヴァン、ヴィクトリア・テナント、ブランシュ・ベイカー、ロバート・デュヴァルら豪華キャストが出演しています。
1990年に公開された『侍女の物語』の舞台は、我々が知るアメリカ社会が消滅した20世紀の終焉。現在は「ギレアド共和国」として知られるその国では、右翼的な原理主義者たちが政府を転覆させ、厳格なピューリタン倫理に支配された、麻痺するほど抑圧的な社会を築き上げていました。公害や有害廃棄物、遺伝子実験の積み重なる影響により、大半の女性は不妊となっていました。出産能力のある数少ない女性は「侍女」とみなされ、支配層のエリート男性である「司令官」たちのもとへと配属されます。
国外脱出を試みたケイト(リチャードソン)とその家族は、カナダ国境で阻止されます。夫は射殺され、娘は連れ去られ、捕らえられた彼女は不妊検査を経て、侍女の訓練センターへと送り込まれます。訓練を終えた彼女は、フレッドという名の司令官(デュヴァル)とその不妊の妻セリーナ・ジョイ(ダナウェイ)の家庭に配属。ケイトは「オブフレッド」と改名させられ、屋敷の小さな一室を与えられ、自分から話しかけることさえ禁じられた生活を送ることになります。 (1/2)
発売・販売元 提供資料(2026/01/16)
やがてケイトは司令官と、予期せぬ穏やかな関係を築き始めます。彼は、ギレアドの法律で禁じられた過去の品々や活動を、密かに彼女に紹介します。一方で、夫である司令官自身が不妊ではないかと恐れるセリーナ・ジョイは、ケイトと司令官のお抱え運転手ニック(クイン)を密会させます。彼らとの交わりはケイトの生への情熱を呼び覚まし、ニックへの想いが強まるにつれ、ギレアド体制から自由になりたいという彼女の切望は、より切実なものとなっていくのです……。
坂本龍一は、いくつもの音楽的人生を歩んできました。細野晴臣率いるイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のキーボーディスト兼ソングライターとして、シンセポップの礎を築きました。世界のあらゆるジャンルを融合させるソロ活動での実験と、クラシック印象派への深い研鑽は、彼を30作品以上の映画音楽へと導きました。代表作には『戦場のメリークリスマス』『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』『RISING SUN』『嵐が丘』『Snake Eyes』『ファム・ファタール』、そして『レヴェナント:蘇えりし者』などがあります。
本作は、コンパクトディスク(CD)というフォーマットの草創期にGNPレコーズから初めてリリースされました。当時は複数の楽曲をまとめた長尺の「組曲(スイート)」形式で収録されていましたが、この度Dragon's Domain Recordsは、Digital OutlandのJames Nelsonによるリマスタリングを施し、再び市場へと送り出せることに胸を躍らせています。 (2/2)
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