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尖閣「命を救う島」

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フォーマット 書籍
発売日 2026年02月02日
国内/輸入 国内
出版社小学館
構成数 1
パッケージ仕様 新書
SKU 9784098255030
ページ数 256
判型 新書

構成数 : 1枚

新書版まえがき

まえがき

第1章● 戦時遭難船「千早丸」の奇跡1
石垣島に暮らすある夫婦の回想/台湾へ向かった疎開船「千早丸」/「B-24」爆撃機の襲来/燃え上がる船で落命した船長/「吊り便所」のロープに?まった女性/「人間の肉はうまいぞう」/食料を求め南小島へ渡った6人の男/石垣島へ向かった「決死隊」の恐怖/「玉音放送」と友軍機/救出された遭難者たち/初めて発掘された「遭難記」の衝撃

第2章● 戦時遭難船「千早丸」の奇跡2
助けた女性と20年ぶりに「奇跡の再会」/置き去りにされた「6人の男たち」のそれから/「2人死亡、4人生還」の修羅/「父の死の謎」を解き明かす旅/「祐清丸」遭難事件と遺言状/海面に響いた「鷲ぬ鳥節」/魚釣島「上陸強行」を決意/父の遺骨はどこに/現れた「真実の告白者」たち

第3章● ダグラス「桂号」不時着事件
発掘された「幻の遭難記録」/出航の朝の「不吉な前兆」/電報を打つ指が震えた/尖閣の海に沈没した桂号/海鳥の卵と投下された氷塊/救出船に拾われ一路台湾へ/6人の乗員たちの「それから」/歴史を「記録」した杉山氏の功績

第4章● 「阿蘇号」不時着事件と黒岩操縦士の最期
事故を伝える1枚の写真/カリスマ操縦士「黒岩利雄」の素顔/「右エンジン不調、不時着す」/夜を徹した捜索活動/島内に残る「金属片」/マレー沖に消えた黒岩の悲劇

第5章● 福州漁船遭難事件と「感謝状」
石垣市役所に眠っていた公電文書/座礁した異国漁船と「決死の救出劇」/石垣島に送られた31名の漂流者/石垣村の手厚い保護と祖国送還/「救護費用は中国に請求するな」/「感謝状」が日中関係を冷却させる皮肉

第6章● 石垣島「ロバート・バウン号」事件
観光名所となった「唐人墓」の由来と歴史/奴隷船と中国人の反乱/米英船3隻が「中国人征伐」/マラリアに襲われた中国人苦力/1年7か月後に実現した帰国

第7章● 宮古島「牡丹社」事件
130年の時を経て和解した子孫たち/嵐に遭遇した4隻の年貢上納船/言葉の通じない2人の男/「首狩り族」の恐怖と脱出作戦/54人を惨殺した「化外の民」/生存者を匿った台湾人たち/「台湾征伐」決定の背景/「加害の歴史」子孫に伝える勇気

第8章● 密航船「栄丸」遭難事件
「疎開船」と「密航船」/廃船で宮古を目指した危険な航海/島に流れ着いた100人の遺体/「密貿易」というゴールドラッシュの出現

第9章● 学童疎開船「対馬丸」の悲劇
「封印」された1476名の死/船とともに沈んだ船長/軍が生存者に「口止め」/探査船による深海調査で沈没船を発見

第10章● 戦後の尖閣諸島をめぐる3つの小話
「第三清徳丸事件」と魚釣島/「灯台」が救った23名の命/中国と韓国も「尖閣」で救助されていた/魚釣島灯台を建てた男の告白/「左は嫌いだけれど、君らは……」/日本人に残すべき「遺産」

あとがき

新書版あとがき

参考文献など

  1. 1.[書籍]

日本には、この島々を死守すべき理由がある

東シナ海・尖閣諸島周辺の"波"が再び高まっている。だがこの島々は古来、多くの遭難者を助けてきた「命を救う島」であり、日本にとっての"存立基盤"だった──。国境取材の第一人者が発掘した「尖閣救難史」10の物語。

〈尖閣の島々は、中国が台湾や米軍基地を攻撃する際の「橋頭堡」になり得る。[中略]対中国の最前線である尖閣諸島は、それほど重要な戦略拠点であり、日本側は、ここを是が非でも死守しなくてはならないのだ。
とはいえ、「尖閣を守れ」というスローガンを声高に叫んでも、それで中国の尖閣奪取を封じられるわけではない。[中略]そこで私が訴えたいのが、本書で紹介する尖閣諸島における日本人の救難の歴史である。中国側がいくらこの島々を「中国固有の領土」と強弁しようとも、ここは日本人とは切っても切れないつながりがある土地だったことが、歴史を繙くことでよくわかる。〉──「新書版まえがき」より

戦時遭難船「千早丸」、ダグラス「桂号」「阿蘇号」不時着事件、福州漁船遭難事件……尖閣・南西諸島周辺の海域で起きた知られざるサバイバル劇の数々。日中間の緊張が高まっている今こそ読むべき"国境の島"の歴史的レポート。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の山本皓一氏は、世界140か国以上を訪れ、地理的・政治的な"秘境"へと踏み込んで撮影してきた経験を持つ報道写真家として知られています。

その山本氏がライフワークの1つとしているのが、「日本人が行けない日本領土」──北方領土、竹島、尖閣諸島、沖ノ鳥島、南鳥島など──の取材です。中でも、尖閣諸島は、2003年に魚釣島に初めて上陸して撮影したほか、尖閣国有化以降もたびたび同海域の洋上調査に同行取材し、何度もこの国境の島の撮影に成功してきました。

その過程で知り得たのが、尖閣諸島に生きた日本人の歴史であり、本書で紹介している尖閣・南西諸島の周辺海域での遭難事故・事件にまつわる記録でした。ここに島々があるおかげで、過去、いかに多くの人間の命が救われてきたか。その歴史を知ることこそ、尖閣諸島の重要性を痛感することにつながる──と山本氏は本書で訴えています。

まさに今、読んでいただきたい1冊です。

作品の情報

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著者: 山本皓一

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