KompaktやEchocordを拠点に、ダブ・テクノ/ミニマル・ハウスの深化を体現してきたデンマークの才人Mikkel Metalが、待望の新作『Rebuild EP』を携えてEchocordにカムバック。
大気を切り裂くような金属的リバーブと精緻なドラム、広がり続ける空間処理──その美学は健在、いや、さらに先へと踏み込んでいる。
表題曲「Rebuild」は、霞がかった音像の中を進むアトモスフェリックなダブ・テクノ探訪。そこへデトロイトのLuke Hessが登場し、原曲の核を抽出したグルーヴ重視のリミックスを披露。重厚なキックと螺旋状に渦巻くダブ・エコーが、フロア仕様へと再構築する。
「Bend」では、濁った低域とアナログ・リズムにサイケデリックなギターを溶かし込み、Mikkel Metalならではの異界的サウンドを提示。「Steam」では息遣いのようなヴォーカルと浮遊するギター・トーンが重なり、より内省的で深い没入感を演出する。
さらにロッテルダムのFrenk Dublinによる「Steam (Deep Space Rework)」では、テンポを落としたルーツ・ダブ解釈で大胆に再構成。重心の低いサブベースと揺らぐダブ・ドラムが、完全に別次元の深宇宙へと誘う。
ラストの「Midnite」では、グリッチ処理されたパーカッション、不穏なヴォーカル、広大なアンビエンスが交錯する実験的トラックで締め。
ダブ・テクノ~ミニマルの現在地と拡張性を示す、Echocordらしい深度ある一枚。
発売・販売元 提供資料(2026/02/06)