"The Voyager" by The Trans-Global Artist: Osamu Kitajima
東洋と西洋、伝統と革新を共鳴させ常に時代を先取りし70年代より世界を舞台に活動してきた音楽家、喜多嶋修。その世界レベルの音響への挑戦と音楽的探究は、境界を超え、茅ケ崎-ロンドン-東京-LAを結んだグローバルな軌跡となった。何を創り出し、それがどう発展したのかを紐解くアーカイブ・シリーズ。第4弾は、71年の大名盤「松岡計井子、ビートルズをうたう」の音楽プロデュースを手掛けた喜多嶋修によるデモ・セッション、初出。
71年の大名盤「松岡計井子、ビートルズをうたう」の全演奏を手掛けた喜多嶋修によるデモ・セッションが55年目に世界初公開
ビートルズ音響を独自に初めて創り上げた「ジャスティン・ヒースクリフ」と同様にアレンジ演奏ジャック・アルマンとクレジットされたのは喜多嶋修だった。そのエンジニア吉野金次も自身の代表作と挙げる「松岡計井子、ビートルズをうたう」の1971年スタジオ・デモ・セッションが初CD化。
同時期に英語で制作されたソロ・アルバム『ジャスティン・ヒースクリフ(Justin Heathcliff)』(1971年1発売)が、喜多嶋修の「表」の挑戦だとすれば(これも変名であるが)、日本語でビートルズを解体・再構築する本プロジェクトは、いわば「裏」の実験場であった。今回発掘された本CDに収められたカラオケ音源を聴けば一目瞭然だが、そのサウンド・テクスチャーは『Justin Heathcliff』と極めて近い「姉妹品」のような手触りを持っている。
喜多嶋は一人で全ての楽器をこなし、自身の耳だけを頼りにコードのボイシング一つ、ギターのポジション一つまで徹底的に解析した。歌い手である松岡計井子の音域に合わせるのではなく、オリジナルのキーを死守して演奏を録音する。その徹底したこだわりが、単なるカバーの域を超えた、本物だけが持つ熱量をこの音源に宿らせた。
発売・販売元 提供資料(2026/01/29)
ビートルズ音響を独自に初めて創り上げた"ジャスティン・ヒースクリフ"と同様にアレンジ演奏ジャック・アルマンとクレジットされたのは喜多嶋修だった。そのエンジニア吉野金次も自身の代表作と挙げる『松岡計井子、ビートルズをうたう』の1971年スタジオ・デモ・セッションが初CD化! (C)RS
JMD(2026/01/06)