アメリカのジャズの歌姫ステイシー・ケントの深く心地よい低音のバラード
素晴らしい音楽的精度に裏打ちされたnaive第2弾の登場!
アメリカのジャズ歌手、ステイシー・ケントのnaive第2弾の登場!2023年11月にnaiveからリリースされた『Summer Me, Winter Me』は、録音が待ち望まれていたコンサートレパートリーからファンのリクエストを集めたもので、フランスのジャズチャートで初登場1位を獲得し、彼女のディスコグラフィに新たなハイライトを刻みました。
オープニング曲「Lucky To Be Me」は、アルバムのテーマへの招待状のよう。ステイシーの一語一語、フレーズの間の絶妙な間が聴き手をアルバム世界に引き込みます。「La Javanaise」はステイシーの美しいフランス語も際立つ楽曲で、何気なく聴こえますがおそろしい音楽的精度で演奏されています。「A Time For Love」は、ステイシーの低音域の驚くほど温かみのある響きが心地よい、親密なバラードに仕上がっています。音楽的にも音響的にも聴く喜びに満ちたアルバムに仕上がっています。
ステイシー・ケントは、偉大なジャズシンガーの系譜に連なるアメリカ出身の歌手であり、熱心なファン層を持ち、グラミー賞ノミネートをはじめとする数々の栄誉と受賞歴を誇ります。アルバムの売上は200万枚を超え、ストリーミング再生回数は10億回以上。さらに、プラチナ、ダブルゴールド、ゴールドディスクを獲得したアルバムは、チャートのトップを飾ってきました。
ケントはニューヨークのサラ・ローレンス大学で比較文学を専攻し、音楽への情熱を胸に卒業後ヨーロッパへ渡り、学びを深めました。数奇な運命のめぐり合わせによりロンドンに辿り着き、ギルドホール音楽演劇学校の大学院音楽課程に入学。そこで後に夫となり音楽のパートナーとなるジム・トムリンソンと出会います。
彼女の音楽の旅は、幼少期のピアノレッスンから始まりました。鋭い耳と真摯な声を持つ彼女は、音楽への愛を表現する機会を探し求めました。しかし、学問の道から、同世代を代表するジャズシンガーとして国際的な名声を得る道へ進むことを予感させるものは何もありませんでした。これまでに13枚のスタジオアルバムを発表し、その中にはプラチナディスクを獲得しグラミー賞にノミネートされた『BreakfastOn The Morning Tram』(Blue Note/EMI 2007)も含まれます。さらに数々のコラボレーションを重ね、キャリアの中で約60か国のステージに立ってきました。
世界中のファンが彼女を支持する理由は、国境を越え、ジャンルを超えて、楽曲の感情の核心を繊細なニュアンスで表現するその力にあります。彼女のユニークな多言語レパートリーには、スタンダード、シャンソン、ボサノヴァ、そして夫でありサックス奏者・プロデューサー・作曲家・編曲家のジム・トムリンソンがノーベル賞作家カズオ・イシグロと共に手掛けたオリジナル曲が含まれています。彼らは2006年から協働を続けています。また、ブラジルの巨匠マルコス・ヴァーリ、ロベルト・メネスカル、ダニロ・カイミ、さらにフランスの名門弦楽四重奏団エベーヌ四重奏団とも共演しています。
発売・販売元 提供資料(2025/12/24)