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構成数 : 1
序(村田雄二郎)
はじめに
一、問題の提起
二、先行研究の整理
三、本書の目標と意義
四、各章の論議
第一章 清末期における性科学の受容
一、伝統的性文化
二、「性」の発端
三、性科学書の受容
四、結婚の情欲化
第二章 清末期の性科学と女性
一、女性解放思想
二、性科学書翻訳の趣旨
三、女性の性欲をめぐる翻訳
四、『男女交合新論』の翻訳
第三章 五四時期の性科学
一、「性欲」の流通
二、「性学」の大衆化
三、「性科学」による専門化
四、性科学言説の特徴
第四章 五四時期の性科学と性道徳
一、女性解放思想
二、性道徳言説
三、伝統社会に対する批判
四、女性の性欲と『結婚的愛』
第五章 五四時期の性科学と女性
一、英米の近代批判と五四の伝統批判
二、女性の性欲は受動的か
三、女性の性的興奮をめぐる言説
四、女性の声
第六章 五四時期の性科学と日本
一、日本性言説の受容
二、日本性科学の受容
三、魯迅の田中香涯受容
おわりに
後書き
索引
新時代のための新知識受容の様相
20世紀前半、「強国強種」(国と種を強くする)を求めた清末民初期の中国では、生殖や子孫の質に直接関係する「性」の知識がかつてないほど注目を浴びることとなった。性に関する知識は単なる個人の問題ではなく、国家や民族の存続にかかわる重要な課題と見なされ、その科学的探求が社会的・政治的な目的と結びつけられていったのである。本書では、清朝末期から五四時期にかけて、中国の知識人たちが西洋の性科学書の翻訳を通してどのように知識を吸収し、近代的な性規範を形成していったのかを明らかにする。
女性の解放と自立、婚姻や性愛のあり方という性科学が提起した問題群は、問いのかたちこそ変えながら、いまなお切実な政治的・社会的課題であり続けている。女性の地位向上という点で世界の模範生とは言いがたい国や地域に住む人々にとって、ときに誤謬や偏見に満ちているかにも映る百年前の性科学の言説は、一笑に付して済ませられる過去の話では決してない。(「序」村田雄二郎)
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2026年02月02日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 東方書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784497226013 |
| ページ数 | 312 |
| 判型 | A5 |

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