中国のシンガーDizkarによる中国語での70'sソウルミュージックオマージュアルバム日本盤LPリリース
1970年代のソウルミュージックを敬愛するDizkarが「70年代のソウルミュージックが当時中国に伝わっていたとしたら」という架空のテーマで作り上げた異色な問題作。その名もFake Soul Music。
美しい旋律、軽快なリズム、そしてソウルミュージックへの愛がぎっしり詰まった1枚。ひとたび針を落とせば中国語特有の甘い響きがレトロなソウルのグルーヴと相まってロマンティックな世界が立ち上がる!
70年代のソウルミュージックを愛するDizkarは世界各地のレコード店を巡り、ネットで古いソウルミュージックを探すことを楽しみにしていた。そして気づいたのは中文ポップスの世界にはソウルミュージックのエッセンスのある曲はわずかに存在するものの、完全なソウルミュージックのアルバムは見つからなかったということだ。このかつて世界の音楽シーンを席巻したソウルミュージックと中文ポップスは全く異なる2つの世界に隔絶されているように感じたのだった。
彼は想像した:
もし1970年代に中文ポップスにソウルミュージックが登場していたら?
もし1970年代にソウルミュージックの歌手が中文でロマンティックな歌を歌っていたとしたら?
もし1970年代に黄色人種の歌手がソウルトレインの番組に出演していたとしたら?
またもしくはテレサテンの日本の曲のカヴァー集である「島國之情歌」がソウルをテーマに一枚作ったら、はたまた林子祥と杜麗莎のデュエットアルバムにソウルバラッドな曲があったとしたら、それはどんな感じだったのだろうか?
そして3年近くの創作とさまざまなトライを経て、ついにDizkarは1970年代の中文ソウルを現実のものとした。EP「Fake Soul Music Vol.1」である。
EPの高評価を受け、Dizkarはさらに完全な表現を求め
作詞をより70年代の中文ポップスの作法に近づけ
歌唱においては中文の発音とソウルの持つリズムとをすり合わせ
完全なる中文ソウルミュージックの世界を作りだした。
「Fake Soul Music: The Album」の誕生である。
発売・販売元 提供資料(2025/12/18)