The High & Mightyによるノスタルジーとboom-bapの荒々しさを軸にイーストコートラップの空気を感じさせる『Sound of Market』のカセットテープがKool Keithらの参加を交え20年ぶりの復帰作としてリリース。
ラッパーのMr. EonとプロデューサーのDJ Mighty Miから成るhip-hopデュオ、The High & Mightyが、20年以上ぶりとなるスタジオ・アルバム『Sound of Market』で待望の復帰を果たした。
underground hip-hopを代表するデュオのひとつによる本作は、ノスタルジー、boom-bapの荒々しさ、そしてイーストコートラップの普遍的なエネルギーを色濃く宿した作品である。
タイトルは、長年にわたりレコード・ディガーやDJ、ヘッズが集ったフィラデルフィアの伝説的レコードショップSound of Market Streetに由来しており、The High & Mightyのサウンドとアイデンティティを形作ったカルチャーへのオマージュだと言える。
ショップの在り方になぞらえるように、本作はディープな楽曲や希少な音源、そして世代を超えて共有されるアナログ盤への愛情を称えている。
全17曲を通して、The High & Mighty特有のウィットに富んだ鋭いリリックが蘇り、Kool Keith、The Alchemist、Your Old Droog、Large Professor、O.C.、Chubb Rock、King T、Skillzら実力派コラボレーターが名を連ねる。
クラシックと現行シーンの感覚をつなぐサンプル主体の構成により、インディペンデントなhip-hopを築いてきた存在であることを改めて示す内容である。
冒頭を飾る「Two Man Crew」から、Kool Keithを迎えた「Pinky Tuskadero」、映像的な迫力を備えた「Mighty's Big 5 (Live from The Palestra)」に至るまで、切れ味鋭いリリックと重層的なプロダクション、そしてヒップホップの原点への敬意が一貫して貫かれている。
『Sound of Market』は復帰作であると同時にシーンに対する彼らからの再提示でもあり、その確かな本質は時代を超えて響くものだと言えるだろう。
発売・販売元 提供資料(2026/01/30)
B-Boy Document '99で名を馳せたフィリーのコンビによる、実に20年ぶりのアルバム! 不和を乗り越えた盟友ケイジやコピーライトをはじめ、当時から馴染みの(マッド・)スキルズ、アルケミスト、クール・キースら、さらにラージ教授やサーチ、キングTといった大御所たちも集結。高らかに掲げる"Two Man Crew"から、不穏で重たいブーンバップが最高すぎる。
bounce (C)狛犬
タワーレコード(vol.506(2026年1月25日発行号)掲載)