シュリッペンバッハ・トリオの歴史的な重要性、影響力、そして威信は、はるか昔に確固たるものとなった。1970年、ヨーロッパのフリージャズ黎明期に、ドイツのピアニスト、アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハによって結成されたこのグループは、イギリスのサックス奏者、エヴァン・パーカーとドイツのドラマー、ポール・ローヴェンスも参加し、その時点から、強大なグローブ・ユニティ・オーケストラの中核を形成した。
1972年にFMPからリリースされたデビュー作『Pakistani Pomade』(2015年にCien Fuegosから再発売)で聴かれるように、その基礎的な音楽は、このグループの熱狂的なフリー・インプロヴィゼーションを、ヨーロッパのフリージャズの歴史における支配的な流れとして確立するのに貢献した。メンバーたちの知的・芸術的探求心は、パラダイム転換をもたらす技術や集団的感性もさることながら、フリー・インプロヴィゼーションの軌道を永遠に変えた。
シュリッペンバッハ・トリオは1993年の続編アルバム『Physics』で制作手法を即座に回復させ、『Elf Bagatellen』の特異性をさらに高めた。本作はトリオの異なる側面を捉え、ヨーロッパ即興音楽における現代クラシック志向の形成に寄与した。CIEN FUEGOSは、この紛れもない名作を再発し、史上初めてヴァイナル盤で提供できることを喜ばしく思う。
発売・販売元 提供資料(2025/12/19)