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    GP CAR STORY Vol.54 Lotus 101

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    フォーマット ムック
    発売日 2025年12月12日
    国内/輸入 国内
    出版社三栄
    構成数 1
    パッケージ仕様 -
    SKU 9784779653421

    構成数 : 1枚

    ●to miss the power──Prologue
    ●中嶋 悟×鈴木亜久里 スペシャル対談──受け継がれたバトン。
    ●熟成不足が招いたアンバランス──101 Gallery
    ●逆境、逆襲、そして得た「最速」──Flash Back
    ●悪夢のモーニングコール──フランク・ダーニー インタビュー
    ●誤選の連鎖──マイク・コフラン インタビュー
    ●101 Variations──レースごとの仕様とモディファイ
    ●虐げられた異分子の意地──ティム・デンシャム インタビュー
    ●コフランが望んだ内部構造の再配置──ティム・フィースト インタビュー
    ●複雑なだけでメリットなしの5バルブ──ジョン・ジャッド インタビュー
    ●101 Detail File──マシンの細部を探る
    ●ジャッドとDFRが支えた"エフワン"──GP Car Column
    ●砕かれた希望。──マシンの剛性不足で"満足に戦えなかった"ネルソン・ピケ
    ●ドライバーのせいにはできない──スティーブ・ハラム インタビュー
    ●刹那の輝き──マーティン・ドネリー インタビュー
    ●予選落ちは天才肌の証左?──ロータス史上初の2台予選落ちを考察
    ●予期せぬ昇進と無駄遣いのティックフォード そして、ナカジマの快走──ルパート・マンウォリング インタビュー
    ●セナvsプロスト、後味悪い鈴鹿決戦の結末──1989年のF1世界選手権を振り返る/101全戦績
    ●「雨のナカジマ」の記憶をカタチに──GP Model Story #45
    ●次号予告
    ●Epilogue

    1. 1.[ムック]

    1989年、中嶋悟F1参戦3年目のシーズン。慣れ親しんだキャメル・イエローのマシンはデビュー以来変わらないが、そこに当たり前のように存在していた「POWERED by HONDA」の文字が消えていた。デビュー以来、中嶋は初めてホンダ以外のエンジンを搭載したマシンでF1グランプリを戦うことになったのだ。
    87年を最後に優勝からも遠ざかり、当時のチーム・ロータスにもはやトップチームの面影はなかった。中嶋のチームメイトは、前年に引き続きこの年もネルソン・ピケ。三度の世界王者だ。そのピケをしても予選落ちを喫するし、表彰台にすら上がれないありさま。いかにロータス101・ジャッドが戦闘力の乏しいクルマだったかが理解できる。デビューイヤーから連続して毎年入賞し、"グレイテストドライバー"の仲間入りをしてきた中嶋さえ、最終戦まで入賞はなし。このままノーポイントでシーズンを終えようとした時、"終点の地"アデレードの市街地を大雨が祟る。土砂降りの雨の中、101と中嶋は奇跡を起こす──

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