ALAYレーベルはHAT HUT(EZZ-THETICS)のオーナー、Werner X. Uehlinger氏が新たに立ち上げたレーベルでCDは限定ワン・プレスのみ発売となります。この2枚のディスク全体を通して聴かれる持続的な卓越性こそが、アームストロングのキャリアの比較的初期の輝かしい才能の幅広さと重要性を明らかにしてます。
以下ライナーより抜粋
ホット・ファイブ(そして後にホット・セブン)を特別なものにした要素は何だったのだろうか?
まず、親密さ。彼らは決して正式なアンサンブルではなかったものの、キング・オリバーやジェリー・ロール・モートンのバンドで共に時間を過ごし、メンバー同士が様々なアドホックな経験を積んだことで、ブルースをベースとした楽曲に、リラックスした、心地よく、活気のある基盤が築かれ、彼らにとって第二の天性であった。また、ソロ・ルーティンや「即興的な」アレンジを考案し、それをスタジオで活かす機会にも恵まれた。
さらに、卓越した楽器演奏スキルも忘れてはならない。リルはクラシック音楽の訓練を受けたコンサートピアニスト(1928年の最後のセッションでは、比類なきアール・ハインズと全く異なるメンバーが交代した)、キッド・オリーは同世代を代表するニューオーリンズ・スタイルのトロンボーン奏者、クラリネット奏者のジョニー・ドッズは、独特の表現力豊かな音色と即興的な戦術で、高い人気を誇っていました。そしてアームストロング。アームストロングが当時どれほどの衝撃と影響力を及ぼしたか、今となっては計り知れない(1927年にメルローズ・ミュージック・カンパニーが音楽家向けに彼の演奏を編曲した2冊の本、『トランペットのための125のジャズ・ブレイク』と『コルネットのための50のホット・コーラス』を出版したことがその証拠だ)。
しかし、これらの演奏を通してその証拠は圧倒的だ。彼のアタックの華やかさ、フレージングの鮮やかさと大胆さ、メロディアスな魅力と表現力豊かな情熱が織りなすアリアは、ポピュラーソングやブルースのドラマを再構築し、新たな息吹を吹き込んだ。何よりも、アームストロングがトランペットと声を通して放つ、言葉では言い表せないカリスマ性が、これらの時代を超越した作品全体に響き渡っている。芸術性とエンターテインメント性は共存する。奇跡は確かに存在するのだ。(アート・ランゲ)
発売・販売元 提供資料(2025/12/11)