和田彩花らによるLOLOET、初のアルバム「環響音」をリリース、新曲「La fete(祝祭)」LIVE MVを公開
元アンジュルム和田彩花らによるオルタナティブ・アンビエントバンドLOLOETが、2026年2月11日にファーストアルバム「環響音」をLPレコードとしてリリースする。
LOLOETは2023年、元々ポップミュージックを主とする音楽活動をしていたヴォーカルの和田彩花が、パリ留学中に即興音楽や実験音楽に出会い、そういったより自由な音楽表現を実現するために東京のミュージシャンたちと結成した。
それから約2年、試行錯誤の中、それぞれのメンバーとオーディエンス、そして自分たちのいるその場所も関係し合いながらひびかせる「環響音」をテーマに掲げ、完成させたのがこのファーストアルバムである。
先に発表された『SOEUR』『ELLE』を含めた、結成からこれまでのLOLOETの全貌を紹介する一枚となった。
アルバムの収録曲は、楽曲と即興がシームレスに繋がるLOLOETのライブと同じように、エクスペリメンタルなアンビエントを軸にしながら、ミニマルなビートやダブ、フォーキーな音像が渾然一体となり展開する。
この手法は、日本の禅や祭祀から影響を受けたものである。パリへの留学経験や、大学院で学んだ美術からの影響(彼女は、Mark Rothkoの絵のような音楽をLOLOETで表現したいという)を背景にしつつも、自らのルーツを大切にしているというヴォーカル・和田彩花の言葉は、時にメロディに、時にポエトリーリーディングへと姿を変えながら、フェミニズム、差別、争いといったテーマへの問題意識を含む、澱みのないメッセージを綴っている。
あくまでアブストラクト(抽象的)でありながら、どこかポップな、どこにもない音楽――そんなアルバムがこの『環響音』である。
○和田彩花(LOLOET vo.)コメント
半分即興、半分曲という構成でライブを続けてきました。お互いの音を認め合い、ゆっくり照らし合わせ、重ねていく音にこそLOLOETの個性と表現があると思います。
それは即興演奏でも、曲作りでも同じです。
収録曲は、即興演奏を続けてきたなかで生まれた曲たちであるし、曲を演奏してくるなかで出来上がった私たちの即興の息の合わせ方でもあります。
音と個と調和が広がり、輪になりぐるぐると巡り、響き渡る私たちの「環響音」を楽しんでください。
発売・販売元 提供資料(2025/11/28)