無骨なギターと硬質なリズムを中心にロウなサウンドでイタリアのアンダーグラウンド・シーンを切り開いてきたミラノのポスト・パンク・バンドOBSCURITY AGE。イタリアのニューウェイヴやゴシック寄りのロックと共振しながら、都市の閉塞感と冷たい空気をギター・バンドのフォーマットで鳴らしてきた存在です。
1983年にミラノの地下シーンに残されたデビュー・テープは、AMEN THIS IS RELIGGIONというファンジンとその自主レーベルから極少数のみリリースされたカセット作品でした。イタリアン・ポスト・パンク黎明期のミラノ、ローマなど各都市に散らばるバンドの中でも、OBSCURITY AGEの音源は流通が少なく、実際にテープを手にしたリスナーは限られていましたが、この6曲はイタリアのゴシック・ロックがどのような感触で始まったかを示す重要な記録になっています。
荒れたトーンのギターと乾いたビートが交錯する"HOW AWFUL FOR YOU"、食い違うようなリズムとひりついた歌が不穏に進む"WHAT HARM IS THERE"、シンプルにバタつくドラミングとギターの上に語りのようなヴォーカルが乗る"WAR OF THE 80"、沈み込むようなベースとディレイ気味のヴォーカルが陰鬱なムードを作る"FALSE ILLUSIONI"など、ポスト・パンクとゴシック・ロックがミラノの地下で混ざり合っていく瞬間をそのままとらえたセットです。
80年代初頭のイタリア地下シーンの空気とLO-FIな質感をまとったまま、現在のリスナーにも刺さる冷たさと切迫感を届けるマニア必携盤です。
発売・販売元 提供資料(2025/12/09)