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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年12月26日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 勁草書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784326251902 |
| ページ数 | 324 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はしがき
序章 研究の主題と方法
1. 問題の所在――研究の目的と背景
2. 研究の方法と射程――先行研究の整理
3. 本書の構成
第I部 〈パーソナル〉をめぐる歴史と論点
第1章 ライティングにおける〈パーソナル〉の萌芽――古典修辞学から19世紀米国修辞学への変遷
1. 古典修辞学における非個人性
2. 近代ロマン主義における想像力の源泉としての個人
3. 小 括
第2章 現代伝統修辞学の誕生と問題――米国における作文論理の形成と形式主義化
1. 米国の作文論理の特徴
2. 現代伝統修辞学という言説の形成
3. 現代伝統パラダイムの思想的淵源
4. 現代伝統修辞学に内在する問題
5. 小 括
第II部 表現主義の系譜
第3章 ライティング教育における自己表現の諸相――19世紀から20世紀初頭における創造的表現の展開
1. 米国修辞学教科書に見る自己表現の黎明期
2. 社会効率主義と創造的表現
3. 表現主義による自己表現の奨励
4. 「創造的表現」の類型化
5. 小 括
第4章 表現主義の思想的地平とその源泉――自己と自由の探求を通した「表現主体」の生成
1. 20年代と60年代の連続性と非連続性
2. 60年代表現主義が形成された時代背景
3. 60年代表現主義のペダゴジー
4. 小 活
第5章 表現主義の理論的基底――ブリトンとキニーヴィーの言説研究による基礎づけ
1. ブリトンの「表現的機能」における熟達モデル
2. キニーヴィーの「表現的言説」研究
3. 「表現」の熟達過程――ブリトンとキニーヴィーの理論を踏まえて
4. 小 括
第III部 表現主義の批判的検討
第6章 ライティング教育の諸潮流における表現主義の位置づけ――バーリンとファルカーソンの認識論研究を手がかりとして
1. 米国ライティング教育における諸潮流
2. 分析視角の再検討――ファルカーソンの枠組みの修正
3. 小 括
第7章 ライティング教師による自己表現の批判と受容――ライティング教育・研究の制度的・文化的背景
1. 「ライティング教師」に着目する妥当性と意義
2. 学際性と学問的自立
3. 実践的研究者としてのライティング教師
4. ライティング教師のジェンダー
5. 小 活
第IV部 表現主義の実践的展望
第8章 表現主義における私と公,個人と社会の往還――社会認識論修辞学との論争を読み解く
1. 表現主義と社会認識論の論争点
2. 表現主義の実践的検討――エルボウの教科書分析を通して
3. 小 活
第9章 ライティングにおける「ヴォイス」――表現による足場かけと省察の実質化
1. 「ヴォイス」をめぐる論点
2. エルボウの実践に見る「ヴォイス」と省察
3. 小 活
第10章 表現主義のカリキュラム構造――〈ペーパー〉と〈レター〉から成る複線プロセス
1. 表現主義の教科書におけるライティング・プロセス
2. 表現主義のライティング・カリキュラム構造
3. 小 活
終 章 自己表現の教育的可能性
1. 各章の要約
2. 本書の成果と課題
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
なぜ「書く」のか? 米国のライティング教育をめぐる論争と表現主義の意義を読み解き、自己表現の教育的可能性を発見する。
本書は、米国の表現的ライティング教育の系譜を紐解き、その理論と実践を明らかにする研究書。表現主義と、米国高等教育の諸潮流とを比較して、学生の自己表現と学術訓練の緊張をめぐる論点を整理し、表現的ライティング・カリキュラムの構造を解き明かす。個人の感情や自己発見を重視することで、「書く」ことの意義が問い直される。

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