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「さみしさ」に負けないための脳科学

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フォーマット 書籍
発売日 2025年12月04日
国内/輸入 国内
出版社アスコム
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784776214373
ページ数 258
判型 46

構成数 : 1枚

◎第1章 なぜ、人はさみしくなるのか
…さみしさは「人間が生き延びるため」の仕組み
…さみしさの本質を知る意味 など
◎第2章 わたしたちがさみしさを不快に感じる理由
…「さみしいのは、よくないことだ」という思い込みが苦しみを強める
…なぜ「ソロ活」は流行し、「ぼっち」は忌み嫌われるのか など
◎第3章 脳や心の発達とさみしさの関係
…わたしたちの脳や心は石器時代から変わっていない
…思春期に孤独感が強くなる理由 など
◎第4章 さみしさがもたらす危険性
…心の弱みに付け込む悪意ある人たち
…「激しい怒り」に内在する強いさみしさ など
◎第5章 さみしさとうまく付き合っていくために
…趣味でつながる新しい共同体の在り方
…さみしいときに持つべき思考の〝置き換え″ など

  1. 1.[書籍]

「そばにいるのに、わかりあえない」
「ひとりでいるのがつらい」
誰もが抱える「孤独感」の正体を脳科学で解き明かす!

集団をつくり、社会生活を営むわたしたち人類のなかで、
さみしい・孤独だと一度たりとも感じたことがない人は、
おそらくいないのではないでしょうか。

集団をつくる生物は、孤立すればより危険が増すため、
さみしさを感じる機能をデフォルトで備えているはずだからです。

さみしさは人類が生き延びるための本能であり、心の弱さではありません。

それなのになぜ、私たちは、
「さみしいのは、よくないことだ」
「ひとりぼっちは、みじめだ」
などと考えてしまうのでしょうか。

そこには、さみしさという感情を捉える際に起こりがちな、
さまざまな思い込みや刷り込み、偏見が隠れています。

本書では、脳科学的、生物学的な視点から、
なぜ、さみしいという感情が生じるのかという問いに
焦点をあてていきます。

また、なぜ、さみしいという感情を
ネガティブなものと捉えてしまうのか、
その科学的要因、社会的要因からも考察していきます。

すべての感情には、意味があるはずです。
であれば、さみしいという感情が生じたときにも、
無理に抑え付けたり、なかったことにしたりするのではなく、
「そこにはどんな意味があるのか」を考え、理解していくほうが、
この感情をスムーズに扱えるのではないでしょうか。

さみしさの扱い方に慣れ、その生じる仕組みを理解することで、
さみしさを必要以上におそれることなく、振り回されることもなく、
上手に付き合いながら、長い人生をより豊かに、
穏やかな気持ちで過ごしていくことができるようになるはずです。

※本書は2023年9月に弊社より刊行された『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』を改題し、修正したものです。

作品の情報

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著者: 中野信子

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