シカゴを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト、ジア・マーガレット。前作、『ミア・ガーガレット』の続編となる言葉のないアルバム『ロマンティック・ピアノ』、ジャグジャグウォーよりリリース。
Gia Margaretはニュー・アルバムにちょっと気の利いた『Romantic Piano』というタイトルをつけた。その控えめで優しいピアノ曲は、例えばキャンドルライトで温かく迎えるデートの夜といった雰囲気よりも、Erik Satie、Emahoy Tsegue-Maryam Guebrou、Masakatsu Takagiの『Marginalia』シリーズといった作品に通じるものがある。しかし、その裏には隠された意図がある。ゴージャスなアルバム全体を通して、「Romantic(ロマンティック)」は、ドイツ語で「Waldeinsamkeit(ヴァルトアインザームカイト)」と呼ばれる、より古典的な意味を示唆している。つまり、ロマン派詩人たちの崇高なテーマ、すなわち自然の中での孤独、自然の癒しと教えの力、そして満ち足りたメランコリーを想起させるのだ。Margaretのデビュー作『There's Always Glimmer』は歌詞の素晴らしさで知られていたが、ツアー中に病気で歌えなくなった後、彼女はアンビエント・アルバム『Mia Gargaret』を制作した。このアルバムでは、アレンジと作曲に対する鋭い直感が発揮されており、続く『Romantic Piano』も、ほぼ歌詞が存在しない。元々は作曲の学位取得を目指していたMargaretは、音楽学校を途中で中退しました。「オーケストラで演奏するなんて、本当に嫌だった。映画音楽を書きたかった。それから、ソングライターになることにどんどん夢中になっていった。『Romantic Piano』は、昔からの憧れを掻き立ててくれた」と彼女は当時を振り返る。『Romantic Piano』は、芸術において映画でしか味わえない稀有な感情、つまり存在への畏怖の念と、言語を超えた親密な内なる独白を同時に表現している。なんとロマンティックなことか!
発売・販売元 提供資料(2025/11/20)
シカゴを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト、ジア・マーガレット。前作、『ミア・ガーガレット』の続編となる言葉のないアルバム『ロマンティック・ピアノ』、ジャグジャグウォーよりリリース。 (C)RS
JMD(2025/11/12)