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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年11月28日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 大学図書 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784877988944 |
| ページ数 | 272 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
プロローグ 少年司法手続のトリセツ:罪を犯していない14歳未満の少年も少年院へ◎岡田行雄(研究者〔刑事法〕)
1 被害者遺族が少年の「健全育成」にこだわる理由:少年事件の被害者と少年法改正◎片山徒有(被害者遺族、被害者支援団体代表)
2 少年の言葉に、弁護士が耳を傾け、少年の心を守る:少年に対する取調べ◎松本卓也(弁護士)
3 現場で失敗から学び、少年の信頼を築く:あるべき社会調査とは◎廣田邦義(臨床心理士、元家庭裁判所調査官)
4 鑑別所が少年を立ち直らせる秘密:少年鑑別所における観護措置◎定本ゆきこ(精神科医)
5 「なぜ?」を問う審判こそ少年の未来を創る:あるべき少年審判◎安西 敦(弁護士)
6 半端者だった僕が、法務教官としてたどり着いた答えと新たな問い:理想の少年院を創る◎小柴直樹(元法務教官、元少年院長)
7 システム化が進む現代だからこそ問われる「個」の力:保護観察という仕事を意味あるものに◎西原 実(保護観察官)
8 「不良」と呼ばれる前に。彼らを支える温かいまなざし:非行少年への福祉サービス◎堀井智帆(スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー)
9 傷ついた少年に寄り添う社会へ。「レッテル」を剥がして:非行少年に積み重ねられた被害と立直り◎山下祈恵(若者支援団体代表)
10 非行少年は「被害者」でもある。:元非行少年から見た少年法とその担い手◎野田詠氏(自立準備ホーム運営者)
11 少年事件の裏側、もっと冷静に伝えませんか?:少年事件報道のあり方◎渕野貴生(研究者〔刑事法〕)
エピローグ 少年と少年法を「守り育てる」ために◎岡田行雄(研究者〔刑事法〕)、知名健太郎定信(弁護士)
「なぜ、彼らは問題を起こすのか?」
「なぜ、それでも彼らを見捨てないと決めたのか?」
専門家らが直面してきた非行少年たちの現実と抱えている複雑な背景、
少年を支えようとする人々の葛藤、そして深い愛と信念。
少年犯罪が報道されるたびに、「少年法なんていらない」「厳罰化すべきだ」といった過激な言葉が飛び交うが、もしも少年事件が自分の人生と地続きの出来事だとしたら、どう感じ、どのように受け止めるだろうか。
「少年法」や「非行少年」を自分事として考え、向き合うために、被害者遺族、弁護士、家庭裁判所調査官、少年鑑別所の医師、元少年院長など、様々なかたちで非行少年に関わってきた11人の専門家にインタビューした。そして、法律を身近なものとして感じられるよう、難解な法律用語は最小限に抑え、用語の解説も設けるなど、読みやすいように工夫した。

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