| フォーマット | DVD |
| 発売日 | 2001年12月21日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | - |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | ASBY-5131 |
| SKU | 4900950513109 |
構成数 : 1枚

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特に、解明された舞踏譜から、ベアトリス・マサンが振付し、蘇演。
原作は、ヴェルサイユ・バロック音楽センター設立者フィリップ・ボ―サンPhillippe Beaussant著『リュリ Lully ou le musicien du soleil』。アンドレ&ジェラ―ル・コルビオ監督夫妻が映画化。
先日、本作を見直した。DVDによる初見から鑑賞を重ね、約20数年経つ。私のフランス理解はこの作品から始まったので、実質の恩師となる映画。ドイツ帯同時にNRW州で見て、Musiqua Antiqua Koelnの演奏会に足を運び、横異動でブリュッセル帯同、帰任地横浜にて古楽を録音で更に愛聴、文学も太陽王時代の作家に傾倒。モリエル生誕400年には、リヨンにて、本作品の劇中劇『タルチュフ』をコメディーフランセ―ズの舞台で観劇。上映禁止となった1664年初演の3幕の方をイヴォ・ヴァン・ホ―ヴェ演出の読替現代版である。
亡実父は仏言語学者だが、初めて見た頃の私は、太陽王がバレエを踊っていたことも、リュリもモリエ―ルも知らなかった。神と教条を唱える人格欠如者の詭弁と欺瞞を笑い叩く『タルチュフ』、モリエ―ルは若い私の心を強く捉えた。
その後、リュリのフランス・バロック音楽とバロック・ダンス、ヴェルサイユ楽派を傾聴、モリエ―ルの舞台はDVDで鑑賞。政治家太陽王の優れた文化施策をはじめ、ルイ15世時代から革命まで、次々と扉が開くように進んで行った。
息子と社会問題に巻き込まれ、理不尽が降り注ぎ、不条理に生きる日々を送る中、私を励ますのはモリエ―ル、ラ・ブリュイエル、ヴォルテ―ルら文豪達の言葉、強力な気分転換で重篤な心身の症状を回復させるのはリュリ、ク―プラン一族、ラモー等バロック音楽家たちの作品と、名工たちのチェンバロ。伊人の音楽や楽器も芯からの高揚を禁じ得ない程大好きだが、やはり寛ぐのは仏バロック。私的な密やかな時空間を確保してくれる。
息子の生まれた年に製作された本作品、約四半世紀をいつも共に過ごした無比の映画に謝辞として。
ルイ14世LouisⅩⅣ(異名 《ルイ大王 le Grand》または《太陽王 le Roi-Soleil》、洗礼名 Louis-Dieudonné「神の賜物」の意)の誕生日(1638年9月5日)に。