ノルウェーのハードロック・バンド AUDREY HORNE の2ndアルバム『Pure Heavy』は2014年に発表された作品で、前作『Youngblood』で確立したクラシカルなハードロック・サウンドをさらに深化させたアルバムである。今回の再発では、ブルー・カラーヴァイナル仕様に加え、ボーナス7インチが付属する限定盤としてリリースされる。初期からのファンにはコレクターズアイテムとしても非常に魅力的な仕様だ。
サウンド面では、前作の勢いある若々しいエネルギーを維持しつつ、より重厚で攻撃的なリフワークが特徴的。ギターは切れ味鋭く、ソロパートでは技巧を見せつつも曲の流れを阻害せず、メロディックなフレーズとハードなリフが巧みに融合している。リズム隊は力強く安定しており、曲全体のグルーヴ感を高めるとともに、ハードロックとしてのドライブ感を強調している。ヴォーカルは伸びやかで力強く、叙情的なメロディとエモーショナルな表現力が融合し、楽曲の魅力をさらに引き立てる。
キーボードやバックコーラスなどのアレンジも随所に取り入れられ、曲ごとの空気感やダイナミクスが巧みに演出されている。プロダクションは温かみのあるアナログ感を重視しつつも、現代的な音質処理で各楽器の分離と明瞭さが向上しており、前作よりもさらに完成度の高いサウンドに仕上がっている。
結果として、『Pure Heavy』はAUDREY HORNE の音楽性をより骨太に表現した傑作ハードロック・アルバムであり、クラシカルな70~80年代ハードロックの魅力を現代に蘇らせた作品として評価される。今回のブルーLP+ボーナス7インチ再発は、音楽的完成度とコレクション価値の両方を兼ね備えた、ファン必携の一枚となっている。
発売・販売元 提供資料(2025/11/18)