音楽人生60周年を機に、そして昨今の不安な状況を踏まえ、もしかしたら忘れ去られてしまったかもしれない過去の作品を回想し、皆にとって少しでも良いものになればと願っています。私自身、愛する人々、友人、男女問わず共に歩む仲間、そしてそれらを聴いてくれるすべての人々、そして特に長年私を支え続けてくれた、忠実で情熱的な愛する聴衆の皆様に。
内なる音楽を聴く時、人は様々な感覚を経験し、最初に心を動かされるのは自分自身です。このアルバムを構成する音楽を改めて聴き、何年も前に想像していた時と同じ感情を味わいました。その感覚は幾分私を慰め、この感情を仲間の音楽家や聴衆と共有することが必要だと感じました。この音楽が私たちに安らぎと「深い軽やかさ」を与えてくれることを願って。「ヒーリングソング」、癒しの歌のように。
(アンリ・テキシェ)
1945年パリ生まれのアンリ・テクシエは、ヨーロッパの現代ジャズの形成に重要な役割を果たしてきた、高く評価されているフランスのダブルベーシスト兼作曲家です。1960年代の活気あふれるパリのジャズシーンでキャリアをスタートさせ、ドン・チェリーやダニエル・ユメールといった先駆的なミュージシャンたちと共演し、瞬く間に高い評価を得ました。数十年にわたり、テクシエはジャズにフォーク、アフリカ、中東音楽の影響を融合させ、独自のグローバルなサウンドを生み出すことで知られています。
テクシエは、自身のバンド「アズール・カルテット」や影響力のあるグループ「アフリカン・ユニティ」など、数々の高く評価されているアルバムをリリースしています。彼の作品は、フランス最高のジャズ賞であるヴィクトワール・デュ・ジャズ賞を複数回受賞するなど、数々の権威ある賞を獲得し、国際的な評価も得ています。今日、彼は革新性と深い感情表現で名声を博し、先駆的なバンドリーダーであると同時に、卓越した楽器奏者としても高く評価されています。ガーディアン紙によれば、テクシエは「ヨーロッパで常にインスピレーションを与え続けるジャズミュージシャンの一人」であり、そのキャリアは今も新しい世代にインスピレーションを与え続けている。
Henri Texier(b)
Hermon Mehari(tp)
Emmanuel Borghi(p,key)
Gautier Garrigue(ds)
Manu katche(per)
発売・販売元 提供資料(2025/12/09)
フィル・ウッズのヨーロピアン・リズム・マシーンでの活躍等で知られる、フランスが生んだジャズ・ベースの巨人アンリ・テキシェのニュー・アルバムが登場!近年の作品も衰え知らずで刺激的、他と一線を画すソリッドで重厚なサウンドがとにかくカッコいいのですが、この音楽活動60周年を記念した一枚も最高です!フリー・ジャズ黎明期を思わせるナンバーも、コンテンポラリーなテイストが入った曲も...彼が歩んできた歴史が凝縮されたような、聴きどころ満載のオリジナル・ナンバーたちを息子であるサックス/クラリネット奏者のセバスティアンら精鋭メンバーとともに。
intoxicate (C)谷本真悟
タワーレコード(vol.179(2025年12月10日発行号)掲載)