今最も注目すべきUKアンダーグラウンドのアーティスト
英国に生きる若者たちのヒーロー的存在にまでのし上がったラッパー、ジム・レガシー
絶賛を浴びたミックステープ『black british music (2025)』のCDとLPが発売決定!
Aphex TwinからJai Paulに至るまで、イギリスには寝室で独自の世界を創り出してきた職人たちの誇るべき伝統がある。Jim Legxacyは、その系譜の次なる存在となり得る。
- Pitchfork
英国に生きる若者たちのヒーロー的存在にまでのし上がり、今最も注目すべきUKアンダーグラウンドのアーティストの一人と言っても過言ではないラッパーにまでなったジム・レガシーが、今年7月に名門レーベル〈XL Recordings〉よりリリースした最新ミックステープ『black british music (2025)』をCDとLPで発売決定。このミックステープには、彼の代表曲「father」や「stick」の他に、グラムロックの先駆者にしてカリスマの名前を冠した「new david bowie」や、イングランドの英雄の名前を引用した「'06 wayne rooney」、そしてプロレスラー三沢光晴のフィニッシュ・ホールド「tiger driver '91」などを収録。Spotifyの月間リスナー数が200万人を突破した彼による今作のリリースを記念したUKツアーは、全会場がソールドアウトし、今後に控える北米ツアーも全会場がチケット完売している。
2025年のUKミュージック・シーンにおいて極めて重要な存在であるジムは、その旺盛な創作活動によって常に重要な物語を紡いできた。常に一歩先を行く彼のソングライティングは、自身や仲間たちの姿を映す黒人イギリス人(Black British)の経験に、鏡のように向き合っている。彼は控えめでありながらも誇り高く、アンダーグラウンドという居心地のよい場所から抜け出し、上昇し続ける新たな世代のストーリーテラーや開拓者たちを率いる存在として、その先頭に立っている。『black british music (2025)』は、複雑さ、繊細さ、そして実験性に余地を与える作品であり、UK音楽の「音」だけでなく、「意味」そのものに対する期待をも刷新する姿勢が垣間見える。
音楽は常にジムのアイデンティティの一部であり続けてきた。彼の進化し続ける万華鏡のようなサウンドは、R&B、ソウル、ポップ、グライム、ミッドウエスト・エモ、アフロビート、オルタナティブなど、あらゆるジャンルから影響を受けている。ホームレス状態という困難の中にあっても、芸術的成長、多様性、そして心の脆さを作品として表現してきた彼は、フレッド・アゲイン、ストームジー、セントラル・シー、ジャック・ハーロウ、スケプタ、デイヴ、ヘディー・ワンといったアーティストたちからの支持や賛同を集めている。
発売・販売元 提供資料(2025/11/04)
デイヴやフレッド・アゲインとの仕事で名を上げ、BBCの〈Sound Of 2026〉にも選出されたルイシャム産ラッパー兼プロデューサーの、XL契約後初のミックステープ。ナイジェリア系のルーツとグライム以降の深い影響を自身のアイデンティティとして磨き、ケイス"Missing You"を早回しした"SOS"なども織り交ぜつつ自由に表現している。オリジナル・アルバムが楽しみ!
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.506(2026年1月25日発行号)掲載)