| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年12月16日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 白水社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784560024874 |
| ページ数 | 268 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
序文
第一部 神話の世界から古代、中世へ
第一章 四季の庭
第二章 神話の世界から古代ギリシアへ
第三章 共和政ローマから内戦へ
第四章 帝政ローマ
第五章 長き中世
第六章 初期ルネサンス
第七章 盛期ルネサンスのはじまり
第二部 盛期ルネサンスからバロックへ
第八章 ヴィッラ・マダーマ幻想――文人、建築家、エクフラシス
第九章 天翔ける苑――オルティ・ファルネジアーニの尚古・博物学的庭園
第十章 パナケイアの饗庭――P. A. マッティオーリ『ディオスコリデス薬物誌注解』の世界
第十一章 ローマのヴィッラ・メディチ――ある偉大なコレクションの記憶
第十二章 カプラローラのパラッツォ・ファルネーゼ――堅牢な軍事要塞から宇宙誌としてのヴィッラ庭園へ
第十三章 ヴィッラ庭園という文学空間――人文主義者ピエトロ・ベンボの言の葉の苑
第十四章 花樹は剣よりも強し──雄弁の人エラスムスが望んだ平和の庭
第十五章 お皿に盛られた楽園──ベルナール・パリシーの「田園風」陶器と理想庭園
第十六章 星を継ぐ建築家──ダニエーレ・バルバロの宇宙誌的ヴィッラ庭園
第十七章 天上/天井の悦ばしき花綱――ウェヌスが言祝ぐ愛と豊穣の苑
第十八章 架空庭園憧憬──バビロンの空中庭園から湖上に浮かぶバロックの懸垂苑まで
第十九章 ヘスペリデスの苑を探して――黄金の果実が燃える南の楽園
第三部 近代ヨーロッパの庭へ
第二十章 イングランドのルネサンス庭園
第二十一章 フランスのバロック庭園
第二十二章 英国風景式庭園
むすび─庭の破壊と再生の希望
あとがき
図版出典/主要参考文献/事項索引/人名索引
庭・庭園といえば、庶民にとってはまずは癒しの空間だが、古来より権力者にとっては、しばしば領土の縮図としての主張であり、最先端の知識や技術・美的感性の誇示披露であった。
十六世紀初頭、ヨーロッパ屈指の富豪の邸宅ヴィッラ・キージには、ラッファエッロ工房による見事な天井画や壁画が描かれていた。そこにちりばめられたリアルな植物の絵のなかには、コロンブスが南米から持ち帰って日の浅いトウモロコシやズッキーニが混じっており、とてつもなく高価なそれらの野菜が庭に存在したことがわかる。神話や「古代の七不思議」は、十七世紀にまで庭園のインスピレーション源となった。ヴェルサイユ宮殿とその庭園の設計は、宇宙の秩序と王の絶対権力を象徴していたが、その一角に作られた小トリアノンは、新たな時代の最先端モードであった。そしてその新しい流れに乗って、庭はジェイン・オースティン『高慢と偏見』で物語のターニングポイントを演出するのである。
神々が遊ぶ聖苑から、政治・科学・文学の重要な舞台としての緑地、「お皿に盛られた」庭や、楽園の雛形としての鉢植え文化まで、庭園を軸に楽しく読める西欧文化史。

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