南ロンドン生まれで、アトランタを拠点に活動するアーティスト、ジェイコブ・アレンのプロジェクト、プーマ・ブルー。2年半ぶりとなるフル・バンドによるニュー・アルバム『クローク・ドリーム』、リリース。
●プロデュース:プーマ・ブルー&サム・ペッツ・デイヴィス(ザ・スマイル、トム・ヨーク)
「自分がいつ、どのように死ぬかを知っていたら、生き方はどう変わるだろうか?」。ニュー・アルバム『Croak Dream』(Play It Again Samよりリリース)をアナウンスした、南ロンドン生まれで、アトランタを拠点に活動するアーティスト、Puma Blue(本名:Jacob Allen)は、大胆な歌詞と大胆なプロダクションを通してこの哲学的な問いを探求し、トリップホップ、ダブテクノ、ジャングル、そして先進的なエレクトロニック・ミュージックへの愛を垣間見せる。
初期のEPや2021年のデビュー・アルバム『In Praise of Shadows』の親密な雰囲気から意識的に転換した『Holy Waters』は、NPR、The FADER、Clash、NME、Paste Magazine、FLOOD、Northern Transmissionsなど、数々のメディアで高い評価を得たが、当『Croak Dream』は、この『Holy Waters』に続くフル・バンドによる新作となる。「コラボレーションにオープンになれば、Puma Blueがどうなるかがわかった」と、Allenは『Holy Waters』の成果について回想する。『Croak Dream』の制作は当初、『Holy Waters』のツアー終了後に開始されたが、彼は新曲に集中することを一旦中断し、創造的な回り道を試みた。『Holy Waters』の力強いサウンドに続く新たな表現方法を模索したAllenは、2025年2月の『antichamber』と、その姉妹作『extchamber』に収録された楽曲群にそのエネルギーを注ぎ込み、アコースティックなテクスチャと、幽玄で幻想的なボーカルに没入。「常に進化し続けるアーティストでありたいと思っていた」と語るAllenは、『antichamber』の生々しく編集されていないソングライティングに傾倒し、創造的な意識の流れを止めることなく、12か月ぶりとなるアルバム『Croak Dream』を完成させた。
トリップホップの低く垂れ込めた虹彩、レディオヘッドの本能的な苦悩、そして、Allenの特徴的なボーカルによって織り成される『Croak Dream』のサウンドは、息を呑むほど親密な瞬間から、じっくりと構築されたタイトル曲のように突如舞い上がる。それは、華麗な建造物に絡みつくツタのように、常に様々な方向に花を咲かせ、陶酔を誘う。アルバムはPeter GabrielのReal World Studiosで、共同プロデューサーのSam Petts-Davies(The Smil、Warpaint)と共に、セッションをテープに直録りする方法でレコーディング。Puma Blueのこれまでの作品とは一線を画す、独特な手法が用いられた。「『Holy Waters』のように、ただバンドが部屋の中で奏でる音を捉えただけのアルバムは作りたくなかった」とAllenは説明する。彼とPetts-Daviesは楽曲の断片を持ち込み、バンドはそれをもとに即興で演奏を行い、後にその即興セッションをループにまとめ、最終のレコーディングに組み込んだ。このプロセスにより、アルバムは生き生きとしたものとなり、参加した人々さえも驚かせた。「バンドに完成したアルバムを送ったとき、彼らはまるで初めて自分たちがこれらの曲で演奏しているのを聴いたかのようだった」とAllenは語る。
発売・販売元 提供資料(2025/11/10)
南ロンドン生まれで、アトランタを拠点 に活動するアーティスト、ジェイコブ・ア レンのプロジェクト、プーマ・ブルー。2年 半ぶりとなるフル・バンドによるニュー・ アルバム『クローク・ドリーム』、リリース。 (C)RS
JMD(2025/11/06)