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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2015年07月24日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | ナカニシヤ出版 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784779509681 |
| ページ数 | 304 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
序言 パンドラの甕
1 問題意識の倫理
現代文明の病理
問題意識の倫理とは何か
倫理形成のトリロジー
2 死んだ神の追悼会
神が死んだ世界
近代思想の帰結としての「神の死」
ニーチェによる神の検死解剖
ニヒリズムの受肉
ニヒリストの類型1 超人
ニヒリストの類型2 おしまいの人間
ニヒリズムの帰結
「神の死」と人間の責任
未成人のままの世界
懐疑を究める
神がいるかのように
3 ディストピアの誘惑
ユートピアの実現?
ディストピア文学とは何か
オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』
ジョージ・オーウェル『一九八四年』
ユートピアはディストピア
4 欲望の氾濫
ヒエロニムス・ボス「乾草車」の暗示
七大罪の系譜
快楽主義を讃美せよ
5 神学の緑化
キリスト教とエコロジー
自然の栄光・悲劇・救済
ティリッヒの技術論
エコ神学の構想
6 生命の価値
混迷する現代の生命観
生殖革命の進行
出生前診断の行方
中絶する権利?
臓器移植の正当性
インフォームド・コンセントの陥穽
安楽なる死? 尊厳ある死?
人工的人間の誕生
生命への畏敬
7 自殺の権利
自殺大国
自殺の思想性
自殺擁護論
意志的な死
死ぬ権利?
8 葬送の倫理
変貌する現代の死生観
死者に対する儀礼としての葬り
葬りの意味の形而上学
葬送倫理という発想
葬送倫理と死者崇拝
葬るという人間の責務
9 崇高の宗教
バークの宗教論
理神論への批判
「崇高」としての宗教
「偏見」としての宗教
神を畏れよ
10 宗教間の対話
信の境地を求めて
ティリッヒと久松真一の対話
ティリッヒの宗教的認識
久松真一の宗教的認識
神の国と涅槃
対話の本義
あとがき
索引
パンドラが蓋を開けると、次から次へと災いが噴き出してきた――想定外の危機に対応するためには、「展望的思考」の下に問題意識を練成しておかなければならない。安直な希望などないという絶望から、怯まずに現実に向き合える倫理を。
●著者紹介
近藤 剛(こんどう ごう)1974年 兵庫県生まれ。2004年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修認定退学。2007年 京都大学博士(文学)学位取得。現在,神戸国際大学経済学部教授,同志社大学文学部嘱託講師,京都産業大学文化学部非常勤講師,神戸松蔭女子学院大学キリスト教文化研究所客員研究所員。著書に,『哲学と神学の境界―初期ティリッヒ研究―』(ナカニシヤ出版,2011年),『増補版 キリスト教思想断想』(ナカニシヤ出版,2014年),『大学教育の変貌を考える』(共著,ミネルヴァ書房,2014年),『現代の死と葬りを考える』(編著,ミネルヴァ書房,2014年)など。

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