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東ユーラシア全史 陸海の交易でたどる5000年

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フォーマット 書籍
発売日 2025年12月23日
国内/輸入 国内
出版社中央公論新社
構成数 1
パッケージ仕様 新書
SKU 9784121028846
ページ数 384
判型 新書

構成数 : 1枚

はじめに

序章 風の中の歴史

1 ユーラシアを吹き抜ける風
梅棹忠夫の「文明の生態史観」/文明のクライマックス/夏雨気候と冬雨気候の転換点/ユーラシアの東西境界線/乾燥地帯はなぜ生じるか/ユーラシア大陸に吹く風/川勝平太の「文明の海洋史観」/モンスーンはなぜ生まれるのか/モンスーンと山脈/東・西ユーラシアの生態環境の差異/氷河がもたらした東・西ユーラシアの差異

2 新たな歴史観
歴史観の世界史/歴史観の日本史/人類と交易/交易の類型/東・西ユーラシア間の交易/東・西ユーラシア間で交錯するモノとイミとヒト

第一章 偏西風アジアでの文明の形成――先史時代から紀元四世紀

1 偏西風アジアの遊牧騎馬文明
ユーラシア大陸に広がる現生人類/中緯度乾燥帯の地勢と植生/シベリア高原からもたらされる降雨/東・西ユーラシアを結ぶ交易路/「草原の路」を経由する農作物と青銅器/狩猟騎馬文化の形成/東ユーラシア遊牧騎馬民「匈奴」/匈奴の社会構造/匈奴の指導者「単于」/遊牧騎馬民勢力の拡大パターン

2 偏西風アジアの農耕文明
農牧交錯地帯の文明/農牧交錯地帯の景観/異民族との緊張関係/胡服騎射/秦・漢と匈奴/仏教の伝播と交易/「東夷」の世界

第二章 モンスーンアジアでの文明の形成――先史時代から紀元五世紀

1 モンスーン陸域アジアでの交易
稲作の起源と伝播/青銅器文化の広がり/タカラガイが運ばれた路/カウリーロード/中原から観たモンスーン陸域アジア/紀元前千年紀の陸域アジア/秦の影響/交易国家としての南越国/張騫の西域探検

2 モンスーン海域アジアでの交易
アラビア湾沿岸の航路探索/海域の古代交易ルート/モンスーンの海を渡った船/サンスクリット・コスモポリタン/インド亜大陸から延びる海上ルート/漢地から延びる交易ルート/港市国家間の関係――盤盤と扶南/主体的インド化――林邑/法顕がたどった路

第三章 広域交易圏の形成――四世紀から八世紀

1 偏西風アジアでのキャラバン交易
草原での諸勢力の興亡/北魏の成立/北魏から隋・唐へ/突厥の勃興と突厥文字/ソグド商人とキャラバン交易/玄奘の旅/オアシスの路をたどるキャラバン交易/偏西風アジア勢力図の激変/マンチュリアでの渤海国の成立/渤海国をめぐる交易/新羅人ネットワーク

2 モンスーンアジアにおける港市国家連合
マラッカ海峡ルートの形成/港市国家の連合体/港市国家連合を巡った高僧/義浄が観察した記録/雲南の王国/日本列島の位置づけ

第四章 一体化する北と南の交易圏――九世紀から一二世紀

1 北東アジアの新興勢力
キタイと沙陀族/契丹か遼か/ウイグル帝国と吐蕃王国の衰亡/宋朝の成立/●淵の盟(●=さんずいに「亶」)/慶暦の和約/新興勢力ジュシェン/ジュシェンの自立/和議と銀・絹織物

2 モンスーン海域アジアの新興勢力
ジャワの王国/ボロブドゥール寺院/シャイレーンドラ王国の海洋進出/ペルシア・アラビア出身の海商/海域アジアと宋朝/ジャンク船の登場/林邑から占城へ/「三仏斉」を名乗る諸勢力/東からの参入者/日宋交易の立役者/早すぎた経済革命

第五章 ユーラシア通商圏の形成――一三世紀

1 新生遊牧帝国の形成
気候温暖化と草原/『元/...

  1. 1.[書籍]

広大なユーラシア大陸は中央の乾燥地帯を境に生態環境が二分される。
日本列島を含む東側では古来、遊牧・農耕・海洋の諸文明が興亡。
シルクロードほか陸海の路を介して多彩な物産、また宗教・文化が東西を往来した。
ソグド商人やペルシア・アラビア商人の活躍、モンゴル帝国の隆盛と解体、明の鄭和の南海遠征、大航海時代の展開から、欧米列強の極東進出、アジア・太平洋戦争まで――。

交易をキーワードに壮大な歴史をたどる。

作品の情報

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著者: 上田信

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