フリージャズとソウルを融合させた伝説のサックス奏者、バイヤード・ランカスター!グレート・ブラック・ミュージックな名盤『Us』がデラックス盤で登場!!
1960年代初頭、バークリー音楽院でランカスターは、ソニー・シャーロックやデイヴ・バーレルといった個性的な仲間たちと出会い、この出会いが彼をフリージャズの世界へと一気に引き込んだ。
ニューヨークに拠点を移すと、ランカスターはサニー・マレー・クインテットに参加し、ドラムの革新者サニー・マレーのリーダー作にも録音で名を連ねていく。
1968年、自身名義で初のアルバム『It's Not Up To Us』を発表。翌1969年にはサニー・マレーに続いてパリを訪れ、1971年、1973年にもフランスを再訪した。このときピアニスト兼プロデューサーのジェフ・ジルソンに再び自身名義での録音を勧められたことがきっかけとなり、以降Palm Recordsから『Us』『Mother Africa』『Exactement』『Funny Funky Rib Crib』の4枚をリリース。
その第1弾『Us』は1973年11月24日に録音され、エレクトリック・ベースのシルヴィン・マルクと名ドラマーのスティーヴ・マコールが参加。アルバムでは、ジョン・コルトレーンの影響を感じさせるフリージャズが展開され、ベーシストの絶妙なタイミングによる即興が音楽を揺さぶる。空間的で魅惑的なサウンドが広がった後、ランカスターの独自のトーンによるしなやかなソロが展開される。
フランソワ・チュスクは「バイヤード・ランカスターはソウル/フリージャズの真の代表である」と評した。これはまさに「グレート・ブラック・ミュージック」と呼ぶにふさわしい作品だ!
発売・販売元 提供資料(2025/10/28)