ノー・ウェイヴとR.I.O.の合間をすり抜ける様な刺激の強いパンキッシュ・サウンドでイタリアのアンダーグラウンド・シーンを駆け抜けたLA 1919での活動を皮切りに、Henry Kaiser/Ferdinand Richard/Charles Hayward/Fausto Rossiなどといった錚々たるアーティスト達との共演、またはソロ活動を通じてジャンルレスな実験音楽を発信してきたギタリストLuciano Margorani(b/g/noise)、カンタベリー・ミュージック~レコメン~モダン・サイケを跨ぐサウンドで人気の高いイタリア産バンド:HOMUNCULUS RESのリーダーとしてお馴染みのマルチ・ミュージシャンDario D'Alessandro(key/vo/g/glockenspiel)、そして言わずと知れたレコメン/アヴァン・ロック界を代表する名ドラマーChris Cutlerの3人が時を超えコラボレーションを果たしたアルバム『TRIANGOLAZIONI』が、カンタベリー・ミュージック/アヴァン・ロックの良作を数々送り届けてきたスペイン:aMARXEレーベルより'25年リリース!
インフォメーションによると、'12年にLucianoがChrisにドラム・パートの録音を依頼した事が本作のきっかけであり、「行進曲」や「変化のある歌」といったLucianoからの指示の下、あたかも事前に作曲された楽曲を演奏するかの様にChrisが6つのドラム・パートを録音しました。その後Lucianoの盟友Luca Pissaviniによるベースの即興演奏、そして最後にLuciano自身のギター・インプロビゼーションを重ねて作品を完成させる目論見であったものの、満足のいく結果には終わらず、Chrisのドラム・パートは長らく脇に置かれたままに。その後'24年にHOMUNCULUS RESへの客演をはじめ様々なプロジェクトでLucianoと共演していたDarioに声をかけ、各々の自宅スタジオにてChrisのドラム・パートにボーカル/キーボード/ギター/ベースなどのオーバーダブを重ねながら、最初の録音から13年の時を経て完成を迎えたとの事です。Darioによる朴訥としたボーカルとチャーミングなキーボード・サウンドがHOMUNCULUS RESそのものなモダン・カンタベリー・サウンドへぐっと引き寄せつつ、やはりここでも健在のLucianoによる鋭利でフリーキーなギターとノイズ音、そしてART BEARSからの流れを汲むシンプルながらも軽妙な捻りの効いたChrisのドラムスが融合した、各プレイヤーの既存の作品とも近い様で異なる、ユーモラスな遊び心とR.I.O.直系の実験精神に溢れた充実の一枚!
発売・販売元 提供資料(2025/11/04)