When You See My Mother, Ask Her To Dance＜限定盤/Translucent Red Colored Vinyl＞

ジョーン・バエズは正義のために歌い、その歌声でコンサートホールを埋め尽くしてきました。しかしここで彼女はギターを脇に置き、その言葉だけで表現します。本作は彼女のデビュー詩集であり、今回限定発売となります。彼女の紛れもない温かさ、機知、そして皮肉なほど正直な表現で、ボブ・ディラン、ジュディ・コリンズ、ジミ・ヘンドリックスといったアーティストや彼女が大切にした家族、そして彼女を形作った子供時代の思い出について詩を語っています。この作品は日記であり、タイムカプセルであり、音楽界の偉大なストーリーテラーによる、いたずらっぽい一面を覗かせる作品でもあります。

手書きのサインとシリアルナンバーが入った限定1,000枚の特別版にはバエズ自身によるオリジナルのイラストが挿入されており、クオリティ・レコード・プレッシングによって半透明の赤いビニールでプレス。このプレス用のラッカーは、ザ・マスタリング・ラボのマシュー・ルタンズによってカットされました。

昨年ゴディーン社より刊行されたこの親密な自伝的詩集は広く称賛を浴びました。『ヴァニティ・フェア』誌は「アメリカのアイコンが自らの記録を再訪し、歴史を取り戻した成果」と評し、『ウォーキング・ウィズ・ゴースト』の著者ガブリエル・バーンは「これらの勇気ある魂の探求の詩において、ジョーン・バエズは完全に生きた人生の喜びと悲しみを明らかにしている」と断言しています。一見シンプルで優雅な彼女の詩は、過去から現在へと見つめながら、生きることの意味への深い洞察を響かせています。とても美しい。」と評し、バーニー・トーピンは「ジョーンの思想と思索は、深遠で人間的な事実から、観察力に富み、巧妙にユーモアを交えたものへと跳ね返る。彼女の言葉は痛切に響きつつも魅了し、私たちの鎧の隙間を鮮やかに突く。そこには私たちが生きる世界のあらゆる側面が映し出されている。まさに国宝と呼ぶにふさわしい存在だ。」と評しています。
バエズは数十年にわたり詩を書き続けてきましたが、公に発表したことありませんでした。彼女の人生、家族、自然や芸術への情熱を綴った詩は、ノートや紙切れに積み重なっていました。今回初めて彼女の生涯が詩で綴られ、彼女を形作った決定的な人生経験が明かされます。