| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2001年12月19日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | YCCU-00011 |
| SKU | 4542519001247 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:39:34

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深掘りしていない自分が本作を入手したのは、30年以上も経って、聴き覚えのあった「コーヒーハウスにて」との再会がきっかけだった。失恋の傷手に苦しむ男の子の内省を描いた楽曲だが、マイナー・コードを幾重にも重ねた陰鬱で重苦しい純恋歌ではない。結末には雨上がりの明るい陽射しのような”救い”が用意されている。再び前を向いて歩き出すための希望の光がある。個人的には1970年代の穏やかな時代の”ある日常”を切り取った佳曲だと受け止めている。今聴いても、いや、歳を重ねた今の方が、心に刺さる。
アルバムにはガラス細工のような繊細で美しい楽曲が並ぶ。半世紀前の楽曲集だが、時代を感じさせる古臭さはないし、経年劣化もしていない。どの楽曲にも自然に心が動かされるのは、自分自身があの時代を生きて、知っているからではない。楽曲が持つピュアで普遍的な瑞々しさが、今もしっかりと生き続けているからだと思う。