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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2017年12月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524251179 |
| ページ数 | 240 |
| 判型 | B5 |
構成数 : 1枚
【はじめに】
本書のねらい
本書のねらいを説明するためには、編集会議での議論を紹介することが適切と思います。企画に当たった3名(稲葉、板井、濱口)は、いずれも、雑誌『がん看護』において、特集「困ったときの倫理コンサルテーション ~SPIKESに沿って」(2012年)、特集「困ったときの倫理コンサルテーションII .終末期に焦点を当てて」(2015年)の共同執筆者で、この成果を活かして出版を企画しました。当初の企画は、成果をいかに活かすかが中心でしたが、この際、がんを中心としながらも、がんにとどまらず、臨床での倫理的対話を援助できるような新しい単行本を世に出したいという考えにいたりました。しかも、看護師だけでなく、多くの医療関係者に手に取ってもらいたいと期待は膨らみました。
しかし、その後の編集会議では、やはり、「比較的若手(5~10年)」の看護師を倫理的な対話の担い手に位置づけ、患者・家族とのやりとりや倫理的調整(発案、場の設定、調整、まとめや、現場への還元)の役割を持つ人を中心として本書をささげたいという現実的な考えに「変遷」していきました。
このような編集方針は、現実の臨床についての次のような事実認識と期待に由来します。
1。臨床では、倫理的な問題に困りながら、これを声に出せていないし、対話もできていない。その原因としては、倫理問題の気づきができていない、できても問題を的確に表現できない、倫理的な対話が成立しにくいという、いくつかのレベルが考えられる。
2。倫理問題について対話の場を設定することが難しい。時に看護師だけでの対話の場は設定できても、医師を巻き込んでの場の設定や倫理的対話の進行が難しい。医師からの倫理問題についての話題提供はほとんどない。
3。臨床では多くの大小のカンファレンスがあるが、倫理的なカンファレンスとそれ以外のカンファレンスが、どう違いどう同じかがわからない。答えを求める圧力がかかるなか、あれでもないこれでもないとカンファレンスができない。
4。なによりも、「倫理コンサルテーション」チームや、臨床倫理委員会は現実にはすべての病院には存在しないし、それがあったとしても、高見の存在で、現場を支えるというには程遠い。
5。以上の現状を打開するためには、当面、やはり、倫理的問題に直面し気づくことの多い、現場の少し経験を持った看護師[CNS(certified nurse specialist:専門看護師)はもちろん、ジェネラリストも]にぜひ活躍してもらう必要がある。
そのうえで、次のような表を示しましょう(次頁)。
米国では、3階の倫理コンサルテーションチーム(この内容の詳細は本文中で明確となりますが、臨床の医療チームではないが、病院のなかでのチームからの倫理的な問いに応えるしくみのことを指します)の創設や活動が先行しました。そのため、日本でも倫理コンサルテーションを推し進めようという動きがありました(2000~2010年ころ)。しかし、臨床での倫理的活動の実態を考えると、そのような病院レベルでの倫理的な活動だけではなく、それ以外、たとえば、1階の、各医療者や看護師チームだけでできる倫理的な配慮もあるし、また、2階の、医師を含めたカンファレンスを開き、チームとして倫理的な対処3...

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