DYGL(デイグロー)5枚目のアルバム。1~4枚目の音楽的な旅を経て、原点に帰ったとも、全く新しい領域に踏み入れたとも言える、完全なターニングポイント。全曲メトロノーム無し、全楽器同時の一発録りでレコーディングされていて、グリッドからの解放、よりライブ感のある質感を目指した作品となっている。より身体的で、生々しいアプローチをしていて、アルバム全体が一つのライブのセットリストの様な趣があり、コロナ禍を経て新たに身体的な出会い、体験としての音楽に再びフォーカスが当てられている。5枚目のアルバムながら、メンバーが口を揃えてファーストアルバムと呼ぶ、新しいDYGLとしての第一章。日本の島国、かつ東京という都会で培われたランダムな音楽との出会いが、日本的な雑誌文化を背景とするかの様に、織りなすタペストリーとしてDYGLの音楽に結実している。これまでのアルバムとこの先のアルバムを繋ぐ様な、新たな骨組み。レコーディング、ミックス、マスタリングエンジニアにはRemi Wolf、Duckwrth、Masegoなども手掛けるUS・LA拠点のエンジニア・Stephanie "Slozzaa'' Lozaが担当。 (C)RS
JMD(2025/10/29)
DYGL、新章突入。原点回帰と革新が交差する5thアルバム『Who's in the House?』、アナログ盤リリース!
"DYGL(デイグロー)5枚目のアルバム。1~4枚目の音楽的な旅を経て、原点に帰ったとも、全く新しい領域に踏み入れたとも言える、完全なターニングポイント。全曲メトロノーム無し、全楽器同時の一発録りでレコーディングされていて、グリッドからの解放、よりライブ感のある質感を目指した作品となっている。より身体的で、生々しいアプローチをしていて、アルバム全体が一つのライブのセットリストの様な趣があり、コロナ禍を経て新たに身体的な出会い、体験としての音楽に再びフォーカスが当てられている。5枚目のアルバムながら、メンバーが口を揃えてファーストアルバムと呼ぶ、新しいDYGLとしての第一章。日本の島国、かつ東京という都会で培われたランダムな音楽との出会いが、日本的な雑誌文化を背景とするかの様に、織りなすタペストリーとしてDYGLの音楽に結実している。これまでのアルバムとこの先のアルバムを繋ぐ様な、新たな骨組み。レコーディング、ミックス、マスタリングエンジニアにはRemi Wolf、Duckwrth、Masegoなども手掛けるUS・LA拠点のエンジニア・Stephanie "Slozzaa" Lozaが担当。
発売・販売元 提供資料(2025/10/27)
3年ぶりとなる第5作目は、全曲クリックなし、全パート同時レコーディングで制作されていることもあり、閉じ込められたバンド・アンサンブルの生々しさがとにかく強烈(ギター・リフも絶品!)。ガレージ・ロックやポスト・パンクを土台にしながら、中盤ではド派手なギター・ソロを轟かせる"Big Dream"や、奔放なリズムチェンジで揺さぶる"This Minute"、様々な展開をグルーヴィーに繰り広げていく"One O One"から雪崩れ込んでいくハイヴォルテージな"Man on the Run"など、全編踊らされっぱなし! かなりの会心作かつ、ここからさらにとんでもないことになりそうな予感に満ちた一枚。
bounce (C)山口哲生
タワーレコード(vol.501(2025年8月25日発行号)掲載)