ルカ・グァダニーノ監督の新作『After The Hunt(原題)』。ジュリア・ロバーツ、アンドリュー・ガーフィールド主演、アヨ・エデビリ、マイケル・スタールバーグ、クロエ・セヴィニーも出演するこのサイコ・スリラー映画のサウンドトラックがNONESUCH RECORDSよりリリース!
最近映画音楽作家としても注目度上昇のトレント・レズナー&アッティカス・ロスのスコアをはじめ、現代作曲家ジョン・アダムスの作品や坂本龍一、エヴりシング・バット・ザ・ガールなどの楽曲をフィーチャーしたサウンドトラックが2枚組CDで発売決定!
ルカ・グァダニーノ監督の新作『After The Hunt(原題)』。ジュリア・ロバーツ、アンドリュー・ガーフィールド主演、アヨ・エデビリ、マイケル・スタールバーグ、クロエ・セヴィニーも出演するこのサイコ・スリラー映画のサウンドトラックがNONESUCH RECORDSよりリリースとなる。
『After The Hunt』は、大学教授(ジュリア・ロバーツ)が、優秀な学生(アヨ・エデビリ)が同僚(アンドルー・ガーフィールド)を告発し、彼女自身の過去の暗い秘密が明るみに出そうになったことで、個人的にも職業的にも岐路に立つという、息詰まるような心理ドラマ。脚本を手掛けるのは、本作がデビューの新人、ノラ・ギャレット。そしてこのサイコ・スリラーを彩るのは、トレント・レズナー&アッティカス・ロスによるスコアをはじめ、現代作曲家ジョン・アダムスの作品、そしてアンビシャス・ラヴァーズ、ジュリアス・イーストマン、坂本龍一、エヴリシング・バット・ザ・ガールなどによる楽曲の数々だ。
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発売・販売元 提供資料(2025/10/17)
「今という時代を題材にした映画を作れることに興奮した」とグァダニーノは語り、さらにこう続ける。『After The Hunt』は、この出来事の真実は何かではなく、真実は何個あるのか?そして、どれが正しいかを決めるべきは誰なのか?という問いを投げかけるスリラーである。また、映画監督として、ある一点の視点が最も価値があると決めつけることなく、真実のあらゆる可能性を示す物語を語る方法を探求する手段でもあった」
そしてこの映画のサスペンス、情感、疑問は、アカデミー賞を二度受賞したトレント・レズナーとアッティカス・ロスのチームによる、テクスチャーに富んだ独創的な音楽によってさらに高められているのだ。ちなみに、レズナーとロスのコンビがグアダニーノ監督のために音楽を手がけたのは、『Bones and All』、『Challengers』そして『Queer』に続いて4作目となる。
「まず最初に、音楽を一切加えずに完成した映画全体をトレントとアッティカスに見せるんだ。それから原則やアイデアについて話し合いを始める」とグアダニーノ監督は本サウンドトラックについて説明する。 「今回は疑念を創出することが全てだった。彼らが提示した非凡なピアノの旋律は『この人物を信じるべきか否か』という問いを強調する。この疑念のテーマは最初のシーンで始まり、次第に広がっていく。そして彼らが構築した構造を基に、ポップミュージックやジョン・アダムズのような現代作曲家の楽曲も取り入れた」
またグアダニーノ監督作品において、ジョン・アダムスの作品はとても重要な位置を占めている。2009年の『I Am Love』以降、これまでの監督作品のほぼすべてにアダムスの音楽は使用されており、『A Bigger Splash』や『Call Me By Your Name』、さらに8話完結のミニTVシリーズ『We Are Who We Are』やドキュメンタリー作品の『Inconscio Italiano』にも使われている。
「アダムスの音楽は常に私の心に響く。その音楽に出会ったことは変革をもたらし、監督としての人生を永遠に変えた」とグアダニーノは認める。「現実を解釈する力、現実の歴史を解釈する力、アメリカ合衆国の歴史を解釈する力を備え、音楽の境界さえも理解することで、人間の本質のアイデンティティと、私たちすべてを結びつける政治的関係性への巧妙な探求へと昇華するのだ」アダムスの音楽と自身の作品について彼はそう付け加えている。
『Call Me By Your Name』や『Suspiria』、『Queer』などこれまでの作品でも音楽が注目されてきたルカ・グァダニーノ監督の新作『After The Hunt』。本作の中で音楽の担う役割にも注目したい。
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発売・販売元 提供資料(2025/10/17)