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構成数 : 1
【書評】
「この本を読んだ医師は、胸部CT検査からきちんと確定診断に到達できるようになる」
胸部CT検査は、胸部X線像で所見を認めた場合に引き続いて施行されることが多く、臨床現場では呼吸器専門医でなくても日常的に行う検査である。胸部CTに関する教科書もすでに数多く出版されている。しかし、それらの多くは疾患別、疾患のカテゴリー別にCT画像の解説が整然と列記されており、疾患ごとの知識の整理には役立つが、実臨床で初診患者のCTをみて鑑別診断を列挙していく作業とは必ずしも直結しない。
本書は病歴聴取、診察所見、検査所見、胸部X線像、胸部CT検査などから鑑別診断を考え、必要な検査を追加することで確定診断にいたり、治療を開始するといった実際の臨床現場での診療の進め方に沿った視点で作成されている実践的な教科書である。
本書では、陰影の性状を大胆にパターン別に分類し、その分布と付随する所見から鑑別診断を進めていくところから始まっている。画像パターンごとにテンポよく次々と提示されるCT画像は圧巻である。それぞれの画像の画質が非常に鮮明であり大変みやすい。疾患によっては病理画像も提示されているのだが、病理所見の特徴をCT所見での特徴と対比して検討することも十分行える画質である。また、診断にとって有用となる特異的なCT所見は画像全体からみると微細な陰影であることも多いのだが、本書の鮮明な画質はその所見を容易に確認することができる。いろいろな画像で、微細だが鑑別診断において有用となる特徴的な所見が指摘されているが、それらを確認しながら読み進めていくうちにCT画像を漠然とみるのではなく、丁寧に細かい所見の有無に注意して読影する習慣が自然と身につくようになる。
本書の構成としては、CT所見でみられる陰影の性状や特徴を画像パターンに当てはめると、そこからは診断過程のフローチャートをたどって鑑別診断を進めていく章に入る。実際にフローチャートをたどると、熟練の呼吸器内科医が画像所見から鑑別診断を導く際のプロセスが客観的に再現されていることを感じる。このプロセスが明確でわかりやすく提示されていることからも、本書の筆者たちは画像所見や臨床情報の感覚的な特徴を理論的にプレゼンテーションして鑑別診断を議論する機会が豊富にあり、他者に所見をわかりやすく伝えることに習熟していることがわかる。また、フローチャートで疾患の発症頻度も考慮されていることからも、この本が実際の診療で有用であることを強く意識していることが伝わってくる。
画像所見から鑑別診断を考え確定診断にいたるためには、臨床医はさまざまな疾患の臨床的特徴や診断基準に精通していなければいけない。本書ではそういった診断に必要な臨床情報が過不足なく記載されている。最新のガイドラインから主要な疾患のポイントとなる図表が引用されその解説が記載されているだけでなく、たとえば慢性過敏性肺炎の診断基準などの実践的な内容もきちんと掲載されている点も秀逸である。
CT所見から理解する呼吸器疾患の考え方、診療時のポイントが身につき呼吸器診療の実力を総合的に向上させてくれる一冊である。
臨床雑誌内科124巻3号(2019年9月増大号)...
「CT画像パターン」から,呼吸器疾患の診断,病態把握,治療方針までを理解する,これまでにない切り口の新しい書籍.臨床で遭遇する機会の多い疾患について,decision treeに沿って診療を進めていく過程を,アトラスとフローチャートを用いて解説した.CT画像パターンからの鑑別診断に加えて,画像所見で一発診断が可能な疾患,画像パターンが多彩なためCTでは診断が困難な疾患,症状の割に画像所見が乏しい疾患,症状が軽微なのに画像所見は派手な疾患など,エキスパートの読影テクニックが満載.巻末にはクイズ症例も掲載.呼吸器科医,放射線科医だけでなく,これから呼吸器疾患を学ぶ学生や研修医にもおすすめ.
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2018年11月22日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524254941 |
| ページ数 | 494 |
| 判型 | B5 |

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