初期の英国ゴシック・ロックを切り開いたBAUHAUSのフロントマンとして80年代初頭からポストパンク~ダーク・ウェイヴの象徴となったシンガーPETER MURPHY。解散後はソロ名義で"ALL NIGHT LONG"や"THE SWEETEST DROP"といった名曲を残し、ヨーロッパやアメリカのオルタナ・ロック・シーンで世代を超えた支持を集めてきました。
本作は2000年サンディエゴの会場4TH & Bで行われた公演をフル収録したライヴ盤で、2024年に立ち上げた自身のレーベルSILVER SHADEによる公式ライヴ・アーカイヴ・シリーズ『PETER LIVE』の第3巻にあたります。ドラムにはBAUHAUS時代からの盟友KEVIN HASKINS、ベースにJANE'S ADDICTIONのERIC AVERY、ギターに現在PSYCHEDELIC FURS人脈でも活躍するPETER DISTEFANO、キーボードにDOUG DE ANGELISが参加し、PETER自身も一部でアコースティック・ギターを弾くという豪華な布陣です。ソロ期の豊富なレパートリーを自在に組み替えながら、キャリアを横断するセットを形にしています。
インダストリアル寄りのビートとノイジーなギターでオープニングから緊張を高める"FINAL SOLUTION"、中期ソロを象徴するダークなポップ・センスが光る"THE SCARLET THING IN YOU"、低くつぶやくヴォーカルと重いグルーヴが地下鉄トンネルのような感覚を呼び起こす"SUBWAY"など、前半から濃密なダイナミズムが続きます。叙情的なメロディとストリングス風シンセが広がる"I'LL FALL WITH YOUR KNIFE"、レイドバックしたテンポに内省的な歌を乗せた"DISAPPEARING"や"CRYSTAL WRISTS"、終盤で高揚感を一気に引き上げる"MARLENE DIETRICH'S FAVOURITE POEM"と"A STRANGE KIND OF LOVE"まで、BAUHAUS以降のゴシック~オルタナ史を自らの声で辿るようなセットになっています。
BAUHAUS時代から続くゴシックな演劇性と、ロック・バンドとしてのドライヴ感を2000年代の音圧で味わえる、PETER MURPHYのライヴ・アーカイヴの中でもソロ期の魅力をまっすぐ確認できる一枚です。
自身の自画像をあしらったアートワークによるデジパック仕様CD。
発売・販売元 提供資料(2025/12/11)