2024年、18年ぶりの『Dog Days of Summer』をリリースした藤井郷子カルテット、待望の新作!ヨーロッパツアーも大成功し、4 の個性を活かしたアレンジも強化した現在進行形のカルテット。2025年夏、新曲を書き下ろしての全国7ヶ所のツアー翌日に録音したスタジオ録音作!! (C)RS
JMD(2025/10/15)
2024年、18年ぶりの『Dog Days of Summer』をリリースした藤井郷子カルテット、待望の新作
ヨーロッパツアーも大成功し、4人の個性を活かしたアレンジも強化した現在進行形のカルテット
2025年夏、新曲を書き下ろしての全国7ヶ所のツアー翌日に録音したスタジオ録音作!!
藤井郷子カルテットが、通算7作目となる待望の新作『Burning Wick』を完成させた。
2024年、実に18年ぶりとなる『Dog Days of Summer』をリリースして復活を果たした彼らは、再始動から止まることのない勢いを続けている。
藤井郷子(p)、田村夏樹(tp)、早川岳晴(b)、吉田達也(ds)――比類なき個性と爆発力を誇る4人は、2006年以来活動を休止していたものの、互いの交流と信頼関係は絶えることなく続き、リーダーの藤井郷子が、過去の音源を聴き返したことをきっかけに2023年に活動を再開。『Dog Days of Summer』のリリースと、それを携えたヨーロッパ・ツアーは各地で大きな反響を呼び、バンドは再び強烈な存在感を示した。
そして、2025年夏には新曲を書き下ろして日本7都市をツアー。ツアー最終日の翌日に行われたレコーディングが、今回の『Burning Wick』である。
藤井にとって帰国後初のレギュラー・バンドとして知られるこのカルテットは、2001年の始動以来、ジャズ、ロック、パンク、プログレッシヴ・ロックなど、ジャンルの壁を軽々と飛び越えてきた。藤井は「全員の個性を最大限に生かすため、今回、これまで以上にアレンジに時間をかけた」と語る。本作では、緻密な構築と自由な演奏が見事に共存し、4人の組み合わせが絶妙に入れ替わりながら、熱量と緊張感に満ちた物語が展開していく。
「Solar Orbit」や「Mountain Gnome」に聴かれる変拍子のうねり、重層的なアレンジ、鋭い即興の応酬。そして「Three Days Later」では、早川がデビュー作『Vulcan』以来となるダブル・ベース演奏を披露し、「Mountain Gnome」「Walking through the Border Town」ではデスメタル的な絶叫(!)も飛び出す。
阿鼻叫喚、疾風怒濤、豪放磊落――藤井郷子カルテットの勢いは、止まることを知らない。
発売・販売元 提供資料(2025/10/10)