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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年10月20日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 慶應義塾大学出版会 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784766430639 |
| ページ数 | 336 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
I 福澤諭吉の法典論
福澤諭吉の法典論 ―法典論争前夜
一 はじめに
二 「政令法律の改革」の条件 ―『西洋事情』と『文明論之概略』
三 井上外交と時事新報発行停止事件
Column 井上条約改正案
法典延期派・福澤諭吉 ―大隈外交期
一 大隈外交と福澤
二 福澤の法典延期論
(I)条約改正と法典編纂の切断/(II) 法典編纂の手続―帝国議会/(III) 法典発布の利害
Column 大隈条約改正案
福澤諭吉と法典論争 ―法典延期・修正・施行
一 はじめに
二 商法質疑会 ―実業界の立法関与
三 第一回帝国議会における商法延期戦と福澤
四 丸家銀行の不始末 ―福澤の敗訴
五 商法一部施行へ ―転回
六 新条約実施と法典施行 ―最晩年
七 むすび ―タフマインデッドとリーガルマインド
Column 法典論争(民・商法典)
Column 明治民法
Column 明治商法
II 福澤諭吉と商法典論争
福澤諭吉と商法典論争
福翁自伝と商法の一〇〇年
旧商法典
商法典論争
帝国議会の大論争
法典論争の見方
実学と法学
「独立自尊」と私法の原理
福澤と商法
福澤門下の商法学者
福澤と商法典論争
法律の「文字」と機能
漸進主義と内治優先主義
福澤晩年と新商法典施行
福澤流法学 ―むすびに代えて
Column 古老の質問
福澤諭吉とブールス条例 ―商法典論争の前史として
一 はじめに
二 ブールスの端緒
三 ロェスレルによる商法草案とブールス条例の起草
四 福澤のブールス批判
五 ブールスの裏面 ―取引所の争奪と政治
六 井上外交の挫折とブールス問題の収拾
七 取引所法と旧商法一部施行 ―むすびに代えて
Column 「通義」と豊かな他者感覚
III 福澤諭吉の法実践
「丸屋に打たれた上に、裁判に踏まれ、不愉快これに過ぎず」―福澤諭吉敗訴の一件
知られざる敗訴事件
増島六一郎編纂の『裁判粋誌』
福澤サイドの会社法理解
「実父法律上代人福澤諭吉」
敗訴その後
知られざる敗訴判決の翻刻
福澤諭吉の著作権論
一 はじめに
二 アメリカ合衆国憲法の著作権条項 ―著作権との出会い
三 『西洋事情 外編』―知的財産権の発見
(I)「私有の本を論ず」/(II)勤労に別あり功源に異同あり/(III)「蔵版の免許 コピライト」
四 法実践の開始
(I) 『中外新聞』の広告/(II) 明治元年一〇月の開成所宛願書/(III) 明治二年出版条例の制定
五 アメリカ法律辞典
(I) 私有権/(II) 「版権」の原典―「ハヲウィルス」
六 無断翻訳問題 ―むすびに代えて
Column 版権・著作権確立運動
結章 法と刀
法典延期派であった福澤諭吉。それは何故か?
「民法出て忠孝亡ぶ」。この法典論争に、福澤諭吉は何故「法典延期」を唱えたのか?
その疑問を端緒として、明治国家の近代企業法制の形成に対する福澤の思想と行動、そしてドイツ人医師ベルツが「日本の教師」と評した福澤の実像を、随筆やコラムも交えつつ、鋭く読み解く。
明治期、近代国家形成の根幹をなす法典の制定をめぐり、価値観が激しく対立した「法典論争」。
法典は思想・政治・経済・言論が交差する場所で形成される――本書は、従来あまり注目されてこなかった福澤諭吉の立場に焦点を当て、法を見る視線とその行為を三部構成でたどる。I部は『西洋事情』『文明論之概略』を背景に、条約改正と法典編纂の延期論の理路を。 II部は帝国議会の大論争を軸に、商法典論争とブールス(取引所)前史から、制度化の現実を描く。 III部は敗訴事件と著作権・出版制度の実践を読み解き、理念、制度、実践が接続される局面を一次史料に基づき読み解いていく。

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