販売価格
販売中
お取り寄せお取り寄せの商品となります
入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年05月28日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524248155 |
| ページ数 | 208 |
| 判型 | B5 |
構成数 : 1枚
【序文】
臨床神経学を専門とするneurologistは、これまで神経内科医といわれてきた。神経内科という診療科の標榜が認可されたのは1975年のことであり、比較的最近のことであるが、現在では神経内科医の団体である日本神経学会の会員は9,000名を超えて、日本の医学会のなかでも代表的な学会となっている。また神経内科専門医も5,000名以上を数える。以前は、神経内科疾患はなおらないといわれていたが、ニューロサイエンスの進歩とともに病態解明が進み、新たな治療法も開発されてきた。フロンティア精神に富む医学生にとって大変魅力のある分野といえるであろう。また、世界でもまれにみる超高齢社会を迎える日本において、脳卒中、認知症やパーキンソン病を診る神経内科医のニーズは極めて高いものがある。しかし、医療関係者以外にとっては、まだまだ神経内科の認識は十分ではなく、精神科や心療内科と間違えられることもある。そこで、日本神経学会では標榜科名を「神経内科」から「脳神経内科」にすることとした。
一方で、脳神経内科のカバーする領域は極めて広く、脳、脊髄の疾患だけではなく、末梢神経疾患や筋疾患も、重要な対象疾患である。末梢神経や筋の炎症性疾患や変性疾患は、脳神経内科医が専ら診ているといっても過言ではなく、日常診療でも必ず遭遇する疾患である。「脳」が標榜科名についたこの時期であるからこそ、末梢神経や筋の疾患を対象とした書物を発行する意義は高いと考えて本書を編集した。
本書は二部構成となっている。
Chapter1では、末梢神経疾患・筋疾患診断の総論として、診察、神経伝導検査や筋電図などの電気生理学的検査、画像検査、自己抗体や遺伝子解析などの検体検査および病理学的検査について、できるだけわかりやすく解説していただいた。特に病理学的検査が日常診療において可能である点は、末梢神経疾患・筋疾患の特色のひとつである。脳神経内科医は、病理所見の解釈だけでなく、検体採取と処理にも習熟することが望ましい。
Chapter2は、問題形式とした。そのほうが気軽に読み始めることができ、知識も身につきやすいと考えたからである。さらに詳しい情報は、成書や論文を参考にして得ていただきたい。
本書は、多くのエキスパートの先生方のご協力により、末梢神経疾患や筋疾患についての最新の情報をわかりやすく解説する書になったと考えている。先生方に改めて感謝申し上げるとともに、企画の段階から有益な助言をいただいた南江堂編集部の方々にも、この場を借りて心より御礼を申し上げたい。本書が脳神経内科医にとって、末梢神経・筋疾患を身近に感じてもらえるきっかけになれば、望外の喜びである。
2019年5月
楠 進
園生雅弘
清水 潤
【内容目次】
Chapter1 末梢神経・筋疾患~診断に必要な検査の基本と進め方~
A.神経症候からわかること
B.電気生理学的検査の基礎知識と実際
1.神経伝導検査
2.針筋電図
C.組織学的検査の基礎知識と実際
1.末梢神経の組織学的検査
2.筋の組織学的検査
D.画像検査の基礎知識と実際(CT,MRI,エコーなど)
1.末梢神経疾患
2.筋疾患
E.検体検査の基礎知識と実際
1.末梢神経疾患
2.<...
末梢神経・筋疾患には多様な病態があり,中枢神経疾患との鑑別を要すことも多いため,脳神経内科医は専門か否かを問わず,基本知識の習得や診断のためのノウハウを学ぶことが欠かせない.本書は,末梢神経・筋疾患の診断に必要な各種検査の基礎知識と実際の進め方,主要疾患の実臨床における対応をやさしく解説した入門書となっている.30の精選された症例を収載し,診断の要点をクイズ形式で示すことで,腕試しをしながら読み進めることができる.電気生理学的検査・組織診断・画像診断の基本から,実臨床での進め方までが一気にわかる,現場感覚満載のテキスト.
【内容目次】
Chapter1 末梢神経・筋疾患~診断に必要な検査の基本と進め方~
A.神経症候からわかること
B.電気生理学的検査の基礎知識と実際
1.神経伝導検査
2.針筋電図
C.組織学的検査の基礎知識と実際
1.末梢神経の組織学的検査
2.筋の組織学的検査
D.画像検査の基礎知識と実際(CT,MRI,エコーなど)
1.末梢神経疾患
2.筋疾患
E.検体検査の基礎知識と実際
1.末梢神経疾患
2.筋疾患
F.検査の進め方~主な疾患における検査手順の考え方~
1.末梢神経疾患
2.筋疾患
Chapter2 診断トレーニング~症例問題と実臨床での対応~
A.末梢神経疾患
Case1
Case2
Case3
Case4
Case5
Case6
Case7
Case8
Case9
Case10
Case11
Case12
Case13
Case14
Case15
Case16
B.筋疾患
Case1
Case2
Case3
Case4
Case5
Case6
Case7
Case8
Case9
Case10
Case11
Case12
Case13
Case14

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。
