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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年10月09日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 明石書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784750359946 |
| ページ数 | 408 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに――今なぜ北方領土なのか?
I 北方領土交渉と返還運動
第1章 北方領土問題、「七つの扉」――健全な二国間関係を阻害
第2章 北方領土問題の原点――ソ連の対日参戦
【コラム1】占守島1945年8月――第二次世界大戦最後の激戦
第3章 二島返還論の起点――日ソ国交正常化交渉
第4章 凍結された北方領土問題――冷戦期の日ソ交渉
第5章 期待から失望へ――ゴルバチョフ時代
【コラム2】ゴルバチョフ政権のICJ検討文書
第6章 四島帰属交渉の基盤――エリツィンの盛衰
第7章 逆行する領土交渉――プーチンの巻き返し
第8章 崩壊した「二島幻想」――安倍・プーチン交渉
第9章 北方領土返還運動(上)――安藤陳情から冷戦期
第10章 北方領土返還運動(下)――ソ連後期からウクライナ侵攻まで
第11章 日本支持は米、EU、ウクライナ――諸外国から見た北方領土問題
II ロシア軍配備と地政学
第12章 北方領土の戦略的価値――「軍事的に重要だから返せない」論を検証する
第13章 ソ連軍の北方領土展開――複雑に変遷した部隊配備
第14章 プーチン体制下で戦略的価値拡大――高まるオホーツク海の重要性
第15章 現在のロシア軍配備地図――択捉島と国後島における軍事力展開
第16章 北極海・オホーツク戦略との連携――連動するユーラシアの東西と結節点としての北方領土
第17章 ウクライナ戦争にも出動――テレグラム投稿と衛星画像で分析する戦争関与の実態
III ソ連軍の占領と連邦崩壊
第18章 ソ連軍侵攻と赤いササの実の記憶――銃弾と嵐の中の脱出行、船の遭難で6人死亡
第19章 日ソ混住時代の思い出と引揚の惨状――「ソ連」への憎悪と「ソ連人」への親愛
第20章 ソ連時代の北方四島――ソ連が統治する「南クリル」の誕生
第21章 歯舞、色丹のソ連人住民退去――待たれる研究の進展
第22章 ソ連期の漁業――密漁とレポ船、貝殻島コンブ漁
【コラム3】北方領土の残置漁業権
第23章 1990年代の北方四島――ソ連邦解体で困窮する南クリル
IV ロシア支配の実相
第24章 経済と産業――漁業と水産加工業が基幹産業
第25章 クリル発展計画の虚実――実効支配強化の試みの陰で財政難
第26章 メドベージェフ大統領の国後訪問――要人の「北方領土詣で」と進む開発
第27章 経済特区の導入――「TОRクリル」「クリル経済特区」「極東の1ヘクタール」
第28章 増加する観光客――オーバーツーリズムで課題山積
第29章 ロシア人住民の四季――モミの木で始まり、モミの木で終わる
第30章 メディア――個性放つ2つの新聞
第31章 地名変更と地理学協会――正教会とも密接な関係
第32章 軍事色強まる社会――訓練、戦意高揚行事ひっきりなし
第33章 行政の混乱・腐敗――地区長の疑惑、醜聞も次々
第34章 北方領土犯罪白書――地元紙が伝える殺人・麻薬・猟奇事件
V 北方領土の基礎知識
第35章 自然、火山、資源――洋上に浮かぶ火山の島々
第36章 地震、津波、千島海溝の巨大地震――日ロ隣接地域の防火協力に向けて
第37章 北方四島の動物――特に国後島・択捉島のヒグマについて
第38章 北方領土とラッコ――モノから生きものへ
【コ4<...

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