追悼!2025年3月に惜しくも亡くなった知る人ぞ知る伝説のソウル・シンガー、アン・セクストンのベスト編集盤。1973年『Loving You, Loving Me』と1977年『The Beginning』という彼女が残した数少ない2枚のアルバム収録曲全てに加え、アルバム未収録の貴重なシングル3曲をプラス。「You're Gonna Miss Me」や「You're Losing Me」など、イギリスのノーザン・ソウル・シーンで人気を博したセブンティ7 ・レコード(サウンド・ステージ7)音源。 (C)RS
JMD(2025/10/04)
追悼!2025年3月に惜しくも亡くなった知る人ぞ知る伝説のソウル・シンガー、アン・セクストンのベスト編集盤。1973年『Loving You, Loving Me』と1977年『The Beginning』という彼女が残した数少ない2枚のアルバム収録曲全てに加え、アルバム未収録の貴重なシングル3曲をプラス。「You're Gonna Miss Me」や「You're Losing Me」など、イギリスのノーザン・ソウル・シーンで人気を博したセブンティ7 ・レコード(サウンド・ステージ7)音源。
アン・セクストンは1947年サウスカロライナ出身のR&Bシンガーでチャック・ジャクソンのいとこ。幼い頃から教会でゴスペルを歌い、60年代後半にアン・セクストン・アンド・ザ・マスターズ・オブ・ソウルを結成。1971年に地元の小レーベル、インペルからシングル「You're Letting Me Down」でデビュー。その後ナッシュビルのサウンド・ステージ7のジョン・リッチバーグの目に留まり、セブンティ7レコードと契約。1973年初のアルバム『Loving You, Loving Me』を発表し、収録曲「You're Gonna Miss Me」はヒットを記録。1977年にはセカンド『The Beginning』をリリース。残念ながら成功には至らず音楽活動から離れる。しかし2000年代に入るとイギリスのノーザン・ソウル・シーンで人気を博し、2003年の映画『21グラム』で「You're Losing Me」が取り上げられ話題となる。それを機に2007年30年ぶりにステージに復帰しアメリカやヨーロッパのフェスティバルにも招待され出演した。2025年3月13日に78歳で逝去。
発売・販売元 提供資料(2025/10/03)
ナッシュヴィルで活動したサザン・ソウル・レディの70年代完全録音集。77とその親レーベルであるサウンド・ステージ7からのシングルおよびアルバムにインペルでの初期シングルを加えた全24曲。不倫がテーマのバラードやUKノーザン・ソウルにおける古典も含め、マッスル・ショールズのホーン隊も起用した南部らしくもモダンな曲を飾り気のない声で歌った名演揃いだ。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.504(2025年11月25日発行号)掲載)