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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年09月16日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524241842 |
| ページ数 | 260 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
【書評】
運動器疾患で患者が受診する多くの理由は,痛みやしびれのために日常生活に支障をきたしている状態を改善したいという願いをもっているからである.メタボリックシンドロームという概念とともに,高血圧,糖尿病や高脂血症の早期診断と早期治療が可能となった.さらに,「がん」や「白血病」などをはじめとした腫瘍性疾患も,早期診断と早期治療が可能となってきた.その結果,現在の超高齢社会では,運動器疾患の有病率がきわめて高く,それによる移動機能障害の適切な治療とそれに続く予防法の確立が,喫緊の社会的な課題となっている.
運動器疾患は今や,その学問領域が深まるにつれ,脊椎,上肢,下肢,骨・軟部腫瘍,小児,外傷など,内科や外科が臓器別に細分化されたように,部位別に細分化されている.本邦では,その運動器疾患の治療にあたるのは,主に整形外科医である.現代の整形外科医は,「外科医」とはいえ,運動器疾患に対する保存的治療から外科的治療までの広い領域をほぼ一手に担う必要がある.整形外科医が行う疼痛に対する治療は,非ステロイド性消炎鎮痛薬(nonsteroidal anti—inflammatory drugs:NSAIDs)一辺倒という時代ではない.運動器疾患の痛みやしびれの病態が徐々に明らかになり,それに対する治療薬が続々と誕生している.外科的治療のみならず,保存的治療,特にそのなかでも薬物治療も細分化と高度化がすすみつつあり,それは今後も加速化することが予測される.また,特に本邦では,細分化と高度化された医療を,誰でもどこでも受けることができると考えられている.したがって,いかなる医師も,常に医学や医療の進歩に後れをとることはできない.
高血圧や糖尿病や高脂血症,そして腫瘍性疾患に対する薬物治療については,実臨床で役立つ医師向けの書物が多数存在する.運動器疾患についても,同様に実臨床で役立つ薬物治療についての書籍が求められてくるし,実際求められている.これは,当然の帰結である.
21 世紀に入り,運動器疾患のなかでも関節リウマチ(RA)とともに骨粗鬆症については,病態解明がいち早くすすみ,それに従って治療薬が開発され続けている.ロコモティブシンドロームの主たる原因疾患としての骨粗鬆症と変形性膝関節症,そして脊柱管狭窄症のなかでは唯一,骨粗鬆症は早期診断と早期治療が可能となりつつある疾患である.それに大きく貢献したのは,骨粗鬆症治療薬の開発である.本書は,骨代謝,特に急速な発展をとげた骨粗鬆症に対する薬物治療における整形外科領域の第一人者である萩野浩先生が,とことん実臨床で役に立つことを念頭におき企画,編集された1 冊である.
それはきわめて考え抜かれた構成となっており,これ1 冊に現在の運動器疾患の薬物治療のエッセンスが詰まっている.薬剤の進歩が著しいRA や骨粗鬆症そして疼痛領域の薬物治療の最新の知見がおさめられているのみならず,整形外科で用いられている一般的な薬剤と疾 患別の薬剤という分類のみならず,抗菌薬,局所麻酔薬,消毒薬,小児の薬剤,抗腫瘍薬,造影検査に用いる薬剤,そして手術期に用いる薬剤など,実臨床に即した使いやすさが追求された構成と内容である.どの細目も,各領域の第一人者,もしくは第一人者の指導のもと実臨床の 第一線で活躍する整形外科医により執筆されている.記されている内容も,きわめ....
整形外科診療で必ず役立つ薬剤の知識を,包括的かつコンパクトにまとめた.整形外科で使用する頻度の高い薬剤から,疾患別の薬剤,抗菌薬,周術期で用いる・中止する薬剤など,臨床現場での使い勝手にとことんこだわった.各薬剤の基本事項は「薬剤の解説」「作用機序」で簡潔に記載し,短時間で正確な薬剤選択を実現するために「薬剤一覧表」「絶対NG(禁忌)」「処方例」を収載した.
【巻頭言】
整形外科領域で使用する薬剤は多岐に及ぶ。これは整形外科医が手術のみではなく、運動器疾患の保存的治療も担っていることによる。抗菌薬、局所麻酔薬、消毒薬などの薬剤は、整形外科医が基本的知識を得ておく必要がある。一方、整形外科領域は現在、多くの分野に細分化されているため、専門分野以外の疾患治療薬については不案内なことが多いが、薬剤の進歩が著しい関節リウマチ、骨粗鬆症、疼痛治療の領域では近年、新たな知識が求められている。
そこで本書では、整形外科の日常診療で用いられる主な薬剤のほか、疾患別の薬剤について、実際に臨床現場の診療で使用されている先生方に詳説いただいた。また、小児の薬剤、抗菌薬、抗腫瘍薬、造影検査に使用する薬剤など、診療時に臨床医に参照いただきたい知見、さらに、整形外科医にとって必須の周術期に用いられる薬剤や周術期に中止する薬剤に関する知識をまとめた。これらの整形外科領域で使用される薬剤について、最新の知見を執筆いただいた先生方に心から感謝申し上げる。
本書は忙しい整形外科医が、手術前後や外来診療の間に一読して確認できるよう工夫されており、診療の一助となると確信している。
2020年6月
萩野浩

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