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| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2025年10月17日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Gamma |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 762184099323 |
| SKU | 762184099323 |
構成数 : 1枚

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オープニングの「MI」はテイラー・スウィフトの「the 1」(by『フォークロア』)のような”はじまり”の雰囲気を持つ。続く「PLAY THIS SONG」の入りなどはスマートなFM番組のジングルを聴いているみたいで心和む。以降、バラードの熱量はほどよく抑えられ、ビターな楽曲の矛は尖り過ぎず、いい意味で軽いし、やさしい。
カヴァー曲の「MY LOVE」もオリジナルに負けていない。あまりにもベタな選曲なのだが、原曲が描く美しい夕映えの情景をそのままマライア色に染め直している。これまでも、二ルソン、アリシア・キーズ、ジャーニー…と、鉄板バラードを自分ぴったりの衣装に仕立て直し、披露してきた。そのセンスとフィット感は、カーペンターズよりもマイケル・ボルトンのリフォームに近いものを感じる。失敗は一つもない。
収録曲にはアルバムを引き締めるR&B寄りのヒップでホップしているナンバーもあるのだが、全体の趨勢として、ライトでメロウなソフト・バラードが主導権を握っている。
どの楽曲も一口サイズのミニ・チョコレートのように、アルバムというパッケージの中でコンパクトに詰め合わされている。特別なラッピングは要らない。モノクロームのポートレートで十分だ。短尺集なのに物足りなさを感じないのは、一つひとつの楽曲を丁寧に歌い上げているからだと思う。”凄み”もない分、”エグみ”もなく、マイルドでとても聴きやすい。