Quartet Recordsは、Fifth Continent Music Classicsと共同で、バーナード・ハーマンによるオーソン・ウェルズ監督の『市民ケーン(Citizen Kane)』(1941年)のクラシック・スコアを、リマスター再発盤としてお届けします。このスコアは、Tony Bremner指揮によるオーストラリア・フィルハーモニー管弦楽団が演奏した、評価の高い1991年の録音です。
映画史上最高の作品の一つ、あるいは最高傑作とも見なされるこの不朽の古典は、当時わずか26歳だったオーソン・ウェルズが監督した初の映画であり、当時29歳だったバーナード・ハーマンにとっても初の映画音楽でした。彼のユニークなサウンドと映画における音楽の芸術に対する理解は、彼をすぐに「業界の新人」へと押し上げ、その影響は今日まで続いています。
『市民ケーン』のスコアは、1970年代にチャールズ・ゲルハルトがハーマンに捧げたアルバムのために指揮した素晴らしい組曲と、作曲家自身がデッカでのアルバムシリーズのために編曲・録音した非常に異なる別の組曲を除いては、一度もリリースされていませんでした。
1991年、プロデューサーのJohn Lasherは、オリジナル楽譜を直接使用して、この映画のオリジナル・スコアの再録音に着手しました。これは完全なスコアではありませんが(後にJoel McNeelyが指揮し、Robert TownsonがVarese Sarabandeのためにプロデュースした、これもまた優れた別の録音の方がより完全でした)、その忠実性、音質、演奏が高く評価されました。この作品を市場に再びお届けできることを光栄に思います。
このアルバムは、Chris Maloneによって、2チャンネル・ステレオで転送された高解像度音源から、Super Audio CDにて32-bit/96kHzでリミックスおよびリマスターされています。このハイブリッドSA-CDは、もちろん標準のCDプレーヤーでも再生できますが、SACDシステムをお持ちの方はDSDで楽しむことができます。
豪華な24ページのブックレットには、ハーマンの公式伝記作家であるSteven C. Smithによる独占エッセイが掲載されており、作曲家とオーソン・ウェルズの関係の新たな側面が明らかにされています。
発売・販売元 提供資料(2025/10/02)
Citizen Kane is often considered one of the greatest films of all time, and Bernard Herrmann's original score is almost as groundbreaking as the movie itself. Utilizing the shorter, more focused musical cues found in radio, Herrmann's score serves to punctuate the action onscreen to create an interplay between the visuals and the background music that was unlike anything else at the time. Though Herrmann would go on to have a celebrated career, his work on Citizen Kane would prove to be a career milestone that would be hard to top.
Rovi