| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年10月01日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 学術研究出版 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784911449325 |
| ページ数 | 296 |
| 判型 | B5 |
構成数 : 1枚
アート学習とは何か、何のためにあるのでしょうか。アートは才能のある人の特殊な技能ではなく、人間として生きるための基礎的能力であって、生涯に渡って学ぶことで個人に本当の自由を与えるものです。本書は図工美術科教育を学ぶ初学者のためのテキストです。本書をアート学習としたのは、美術・芸術教育という言葉よりも柔軟で軽やかに表現やコミュニケーションの世界を拓き、他者理解や共創しながら、この分断された社会を調整・統合し、アートがつくるインクルーシブな社会構築の基盤を理解するための基本図書となってほしいと考えたからです。
科学は私たちに物質的な豊かさをもたらしましたが、逆に言いしれぬ不安も与えています。アートの存在意味は科学のように「正しさ」だけを求めるのではなく、その価値観を揺さぶり、冷え切った個人や社会を愛(アート=心)によって暖めるからです。「現代はアートの時代」(R.シュタイナー)です。感情が支配するメディア社会をコントロールしながら生きぬくためには頭(思考)ばかりでなく、手足(意志)で考え、身体全体をハート(アート)が調和させることが必要です。
本書の構成は、第1章アート学習とは何か、第2章アート学習の領域と内容、第3章アート学習の学習指導にアート思潮図解、座談会、年表等です。全体をQ&A形式にし、どこからでも読める最新のアート学習事典としてもお使いいただけます。
今アートが今本当に必要な理由とはかけがえのない個人が感じ取るささやかな出来事が現代社会を覆う大きな問題に対抗できる唯一の手段だからです。アートの自由な自己表現は個人を開放し、他者理解とコミュニケーションの回路を拓き、関係性をつくりなおし、全体をエンパワーメントし、自他をケア(癒や)します。アートによる学びが「人間が生(きること)の身体技法」になることを願っています。

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。
