| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年11月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 筑摩書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784480018366 |
| ページ数 | 240 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに(山口二郎)
第一章 日本政治の失われた三〇年と野党の蹉跌――なぜオルタナティブは生まれなかったか(山口二郎)
はじめに
第1節 政治改革と政党再編の出発期――一九九〇年代
1 生活者というシンボル
2 発足直後の民主党の政策的方向性
3 政権への挑戦と政策的対立軸
第2節 小泉改革と民主党
1 小泉改革は日本をどう変えたか
2 民主党の政策的迷走
第3節 政権交代に向けた政権構想
1 岡田時代の政権構想
2 小沢一郎と「生活第一」路線の展開
3 政権交代と政策転換
第4節 アベノミクスの帰結と政治の混迷
1 二〇一〇年代後半以降の日本
2 野党の危機
3 多様な対立言説と政策的オルタナティブの困難
第二章 平成の政治改革と「二党制の神話」――なぜ小選挙区比例代表並立制は機能しなかったのか (中北浩爾)
はじめに
第1節 自公と非自民の非対称性
1 非自民連立政権から新進党へ
2 自社さ政権と民主党の結成
3 自公政権の成立
4 自公政権の安定化
第2節 民主党政権の成立と挫折
1 民主党の成長と民由合併
2 小沢民主党と選挙協力
3 民主党政権の成立
4 失敗した民主党政権
第3節 「第三極」の台頭と希望の党騒動
1 自公政権の復活と「第三極」
2 「第三極」の再編と民進党の結成
3 野党共闘の始まり
4 「希望の党」騒動
第4節 立憲民主党と選挙協力の困難
1 野党共闘の進展
2 失敗した立憲民主党と国民民主党の合流
3 野党共闘の挫折
4 維新・国民民主党との大きな距離
おわりに
第三章 ジェンダー政治の三〇年―― 平等で包摂的な社会に向けた成果と課題(辻由希)
はじめに
第1節家族主義型福祉レジームの変化――ケア、雇用、性と家族
1 ケアの脱家族化
2 雇用――制度改革の成果と課題
3 性と家族
第2節 ジェンダーと政策過程
1 男女共同参画推進体制
2 国会での審議と立法
第3節 ジェンダー政治の展望
第四章 政党政治の危機状況――西欧の混迷から考える(古賀光生)
はじめに
第1節 右翼ポピュリスト政党とはどんな政党か
1 支持拡大と既成政党の危機――一九九〇年代から現在まで
2 右派ポピュリストの主張と言説
3 組織的な特徴と動員戦略
第2節 右翼ポピュリスト政党の伸長がもたらす政党政治の危機
1 政党システムの「脱制度化」
2 脱制度化と右翼ポピュリスト――「結果」から「原因」へ
3 既成政党の対応――民主的正統性回復のための試み(と一部はその挫折)
結びに代えて――日本への示唆
終 章 二〇二五参議院選挙と政党政治の再編(山口二郎)
はじめに
第1節 積み残された課題
1 自民党の危機
2 野党の不在
第2節 世界と日本の民主政治の劣化
1 民主政治の世界的混乱
2 参院選に向けた政党布置状況の変化
第3節 二〇二五参院選に現れた変化
1 石破政権の漂流と野党の多様化
2 日本政治の次なる構図
あとがき (中北浩爾)

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