Official Release Series Discs 26, 27, 28 & 29

ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。彼のオフィシャル・アルバム群を年代順にまとめたオフィシャル・リリース・シリーズ・ボックス・セット第六弾が遂に登場! こちらは彼が1992年～1995年の間に発表した『HARVEST MOON』、『UNPLUGGED』、『SLEEPS WITH ANGELS』、『MIRROR BALL』という、90年代を代表する名作4作品をそれぞれ2枚組アナログ盤に収録した、豪華8枚組アナログ・エディション!

1969年にソロ・アーティストとしてのキャリアをスタートさせ、今もなお精力的に最新作を発表し続けながら、同時に過去のスタジオ作品やライヴ作品のリイシュー、発掘ライヴ音源や貴重な未発表作品をリリースするなど、彼の膨大なカタログ音源を様々なシリーズとして復刻/発掘していく、ロック・シーンが誇る孤高のレジェンド、ニール・ヤング。その様々なアーカイヴ・シリーズの中でも重要な核となる、彼の輝かしいキャリアの中で発表されてきたオフィシャル・アルバムを年代順に変遷したオフィシャル・リリース・シリーズ・ボックス・セットの最新第六弾作品が、遂に登場する!

『OFFICIAL RELEASE SERIES DISCS 26, 27, 28 & 29』と名付けられたこの最新シリーズ第六弾作品に収録されるのは、ニール・ヤングが1990年代前半にRepriseよりリリースした『HARVEST MOON』(1992年)と『UNPLUGGED』(1993年)、盟友クレイジー・ホースとの『SLEEPS WITH ANGELS』(1994年)とパール・ジャムと共演を果たした『MIRROR BALL』(1995年)という4作品で、4枚組CDエディションと8枚組アナログ・ボックスという2形態でのリリースとなる。

8枚組アナログ・ボックスには、4枚のアルバムがそれぞれオリジナル・アートワークを忠実に再現した2枚組アナログ盤となって収録されている。また、アナログ・レーディングされていたアルバム『MIRROR BALL』には、今回、バーニー・グランドマン・マスタリングのジョン・ハンロンとクリス・ベルマンによって、オリジナル・アナログ・マスターから新たにリマスタリングを施した音源が採用されている。さらに同作収録の「I'm The Ocean」、「Big Green Country」、「Truth Be Known」、「Throw Your Hatred Down」の4曲は、同じくジョン・ハンロンとクリス・ベルマンによるリミックス・ヴァージョンが収録されている。

★★『HARVEST MOON (ORS Disc 26)』★★
1992年にリリースされたこの『HARVEST MOON』は、アルバム・タイトル曲である「Harvest Moon」をはじめ、「From Hank to Hendrix」、「One of These Days」といった、のちに新たな名曲となる数々の楽曲を収録した、ニール・ヤングが創り出す音楽における"新たな10年"の幕開けを告げる作品となった。今作には1980年代に書きあげていた楽曲から当時書き上げたばかりの最新曲などが収録されており、彼が発表したスタジオ・レコーディング・アルバムの中でもファンに最も愛される作品の一つとなった。

★★『UNPLUGGED (ORS Disc 27)』★★
1993年にリリースされたこの『UNPLUGGED』は、もともとMTVのUnplugged Concertのためにレコーディングされた音源に、追加のライヴ音源を収録したアコースティック・ライヴ・アルバムだ。ニール・ヤングは長年にわたりともにレコーディングを行ってきたミュージシャンたちをこの特別なMTV Unpluggedパフォーマンスのために招集し素晴らしいパフォーマンスを披露したのだが、このときのコンサートのテープがファンの間で共有され、瞬く間にコレクターズ・アイテムとなっていた。そのパフォーマンスの模様をベースにしたこの作品は、ニール・ヤングの90年代を代表する唯一無二のアコースティック作品として非常に高い評価を受けている。

★★『SLEEPS WITH ANGELS (ORS Disc 28)』★★
1994年にリリースされた『SLEEPS WITH ANGELS』は、発売と同時に伝説的アルバムとして非常に高い人気を誇る作品となった。14分もの長さを誇るg歌曲「Change Your Mind」を収録するこのアルバムは、盟友クレイジー・ホースとのコラボレーションによって実現した、レコーディング・セッションを可能な限り自然発生的かつ即時的に行うことで、楽曲そのものがリアルタイムで息づき、聴くたびにその生き生きとした躍動感が現実世界に蘇るかのような独特な感覚を生み出している。また、1995年に51歳という若さでこの世を去った、ニールにとって長年のコラボレーターでもあるデヴィッド・ブリッグスがプロデュースした最後のアルバムであることも、このアルバムに特別な意味を与えることとなった。

★★『MIRROR BALL (ORS Disc 29)』★★
この『MIRROR BALL』は、1995年にパール・ジャムとともにレコーディングを行ったアルバムだ。1990年代のロック・バンドを牽引する重要なバンドのひとつであったシアトル出身のパール・ジャムがニール・ヤングとタッグを組んだ作品ということで、リリース直後から大きな話題を呼び、パール・ジャムを聴く若い世代の熱狂的なファンを新たに獲得するとともに、その持前のハイ・エナジーなパフォーマンスで長年のファンをも魅了する、まさに90年代が生み出した名作のひとつとなった。「I Am The Ocean」や「Throw Your Hatred Down」といった楽曲は、1990年代後半の音楽シーンに大きな影響を与えたことも特筆すべき点だ。