<OLDAYS RECORDS presents SONG CYCLE>
ソング・サイクル第8弾!昭和100年の節目に、斉藤ネヲンサインが「東京」を唄う。
"昭和歌謡センスの濃密世界にようこそ" (湯山玲子)
「歌謡曲とは何か?」に上手く答えることができない。 10年以上歌謡曲をテーマに活動して来たのに…。
裕次郎が歌謡曲!という人もいれば百恵ちゃんが歌謡曲だ!という人もいる…歌謡曲のイメージが広すぎるのだ。かつては流行り歌の総称だった言葉が、日本のオールディーズを指すジャンルに変化していることも、さらに混乱を招いている。
それでも、自分の中には確かに「これが歌謡曲だ」という漠然としたイメージがある。
夜の街で、不良で、淋しくて。
この感覚を残しながら昭和99年に生きるネヲンサインが現在進行形で描いたのが今作である。サブタイトルはもちろんジョー・ストラマーの「Punk Is Attitude,Not Style」という有名な言葉を拝借した。
横浜を唄い続けている斉藤ネヲンサインが"東京"を歌うのにも理由がある。東京ビエンナーレ2023~東京のうた~にCKB、平山みき、奇妙礼太郎…などの豪華出演陣とともにプロデューサー湯山玲子氏にお声掛けいただいたからだ。
セットリストは東京の地名が入った楽曲縛りとのこと。会場はなんと渋谷のセンター街、そして銀座のコリドー街!この2日間のためだけに、趣向を凝らしてトラックを制作した。
このアルバムはそれらのトラックをさらに作品として作り込んだものである。
昭和100年の節目にこんな作品がリリースされるのも、素敵ではないだろうか?
(斉藤ヒロユキ)
参加アーティスト
唄・プロデュース:斉藤ヒロユキ(斉藤ネヲンサイン)
トラック制作:クッキー禅田(斉藤ネヲンサイン)
E.Gt:エノッキ(斉藤ネヲンサイン)
ゲストVo(3.4):踊るミエ(踊るミエとジャックポッツ)
写真:林ユバ
デザイン:Moe(斉藤ネヲンサイン)
発売・販売元 提供資料(2025/09/19)
[曲の紹介]
・たそがれの銀座
1968年に黒沢明とロス・プリモスがリリースした楽曲。
銀座の1から8丁目をかぞえ歌のように描いているこの曲。かねてより今っぽいアプローチが似合うはず!と思っていて、この度ついに実現。1つのバースの中でくるくる表情が変わるのでボーカルレコーディングでは苦戦。エンジニア川瀬さんの愛ある助言に救われました。
・夜の東京の片隅で
1967年、東芝レコードよりリリースされた黒木憲のデビュー曲。
知名度が高いとは言えないけれどとても好きな曲。
都会でポツンと生きる寂しさは今も昔も変わらないんだな、と気づかせてくれます。この歌詞は現代の人達に是非とも聴いてもらいたい。
アレンジのリファレンスとしてクッキー氏に提出したのはなんとフランス・ギャルの「ジャズ・ア・ゴーゴー」。
・新宿そだち
1967年にリリースされた津山洋子・大木英夫によるデュエット曲。
キャバレーやナイトクラブの匂いがプンプン。曲のアレンジはクッキーの発案。電気グルーヴを意識したと言っていたような…。
先に斉藤がレコーディング、後日レコーディングに訪れた踊るミエ嬢。あっと言う間に録り終えてしまいました、サスガ!
・東京ナイトボンボン
斉藤が以前所属していたThe Cottons(配信あります!)マージービート系の所謂ビートバンドだったのですが、あるときドッキリ企画で作ったこの曲がウケてレパートリーに。
ある意味、歌謡曲を志すキッカケになった曲。
都会の甘さと苦さをウイスキーボンボンに重ねた歌詞が我ながら秀逸(自画自賛!)
後ろのセクシーボイスは踊るミエ。
ピロデューサーがなんとオーダーしたかはナ・イ・ショ。
・ナイトイン六本木
1968年に昭和アイドル四天王の1人、三田明が歌った1曲。
テンポもよく、あまり知られていないのでDJでよくかけていたお気に入り盤。
リファレンス音源はアストロノウツの「太陽の彼方に」。
・東京砂漠
1975年に内山田洋とクールファイブがリリースしたヒットソング。
90年代の歌謡ファンクのようなイメージでトラックを制作した。
クッキー氏のベースがいい感じにグルーブしており、特に終わり際の繰り返しパートでは激しさを増しながらノビノビとうねるベースライン!最後まで聴いていただきたくアウトロを多めに残した経緯があります。
結果、アルバム最後の曲にピッタリ!と相成りました。
発売・販売元 提供資料(2025/09/19)