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言葉を奏で、音楽を読む 世紀転換期の〈フランス・オペラ〉をめぐって

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フォーマット 書籍
発売日 2025年11月05日
国内/輸入 国内
出版社春秋社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784393932414
ページ数 312
判型 46

構成数 : 1枚

序 論 「言葉を奏で、音楽を読む」とは?(林信蔵)

第1章 小説家が主導するオペラ共作――理論的言説・往復書簡・手書き楽譜草稿(林信蔵)

第2章 フランスにおける散文オペラ論の諸相――グノー、ブリュノーからドビュッシーへ(成田麗奈)

コラム1 アルフレッド・ブリュノーを探して(寺田寅彦)

第3章 ドイツの音楽家視点から眺めた近代フランス・オペラ略史――《タンホイザー》パリ初演から《カプリッチョ》初演まで(広瀬大介)

第4章 「オリエント」を読む、描く、演じる――近代フランスにおける異国趣味の拡張と反転(福田美雪)

第5章 ベル・エポックのオペラが照らした奇跡の物語――マスネが奏でたアナトール・フランスの文学(笠原真理子)

第6章 物語論とオペラ――ゾラのオペラ台本における紋中紋(中村翠)

第7章 音楽の紋中紋――ケクランが《ペルシアの時》で描く「想像の旅」の始源をめぐって(川上啓太郎)

コラム2 ランボーとヴェルレーヌの「オペラ」(倉方健作)

第8章 モーリス・バレスのワーグナー受容――《パルジファル》を中心に(田中琢三)

あとがき

索引

  1. 1.[書籍]

作家と作曲家が直接コラボレーションするとき、どのような融合や摩擦が起こり、創造性が生まれるのか。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、「フランス的な音楽劇」を語り、奏で、創造しようとした芸術家たちがいた。エミール・ゾラとアルフレッド・ブリュノー、アナトール・フランスとジュール・マスネ、ピエール・ロティとシャルル・ケクラン、モーリス・バレスとリヒャルト・ワーグナー……さまざまな作家と作曲家たちの軌跡を、ドイツ語圏を含むオペラ受容史を含む多角的な視座から読み解く。

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