NitrodayやCruyffを始めART-SCHOOLのサポートやソロの即興など多岐に渡る音楽表現を展開し2023年にはミックステープ『MeV』がシカゴのレーベルより世界発売され注目のyagihiromi初作は昭和モダニズム文学を着想源に不完全なポップへの賛歌をバロック的に描き小川美潮「デンキ」のカバー含む幽玄的かつ非-線的の第七感世界を展開しネオフォークなど多くの要素がユニークにブレンドされた映画的なサウンドスケープ。静寂にある感覚を手掛りに自身の内的な断片を1つに結ぶことを意識し作られた。 (C)RS
JMD(2025/09/18)
Cruyff、Nitrodayなどで活躍するギタリスト、yagihiromiの初ソロ・アルバム「lemma」、リリース。
尾崎翠や左川ちか等ロマンチシズムを排した昭和モダニズム文学を着想の源とし、水面の波紋のようなアルペジオに導かれ、揺れ続けては消え入るかの歌は音楽ではなく詩の響きだけが残り、サンプリングのような美しいノイズも混じえ、沈黙は拡大し、シンプルながら幽玄さを持つ非-線的かつ第七感の音楽集。小川美潮「デンキ」のカバー含むバロック的な細部までこだわった不完全なポップへの賛歌、デヴィッド・リンチとヴィム・ヴェンダースの映画が交互に出て来るような全7曲。アルバム・タイトル「lemma」は、数学用語"補題"と仏教用語"直感的な理解"の意を重ねたことに由来する。
-テーマは「追憶」と「複数のペルソナの一致」。幼少期の記憶や匂い、静寂の中にある感覚を手がかりに、自身の内的な断片をひとつに結ぶことを意識しました。-yagihiromi
発売・販売元 提供資料(2025/09/17)