フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2001年09月18日 |
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規格品番 |
4659372 |
レーベル |
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SKU |
028946593721 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:00:00
-
1.[CD]
ピアノで弾く〈やさしい訴え〉が好きになり、チェンバロ演奏も聴き、小川洋子小説〈やさしい訴え〉を読み、それと同時にこの曲が編まれている作品集をまとめて聴きたくなり、手元にある本アルバムを聴くことにした。
嬉しい驚きは、1716年にPierre Donzelagueにより製作されたリヨンのチェンバロで演奏された録音だったことだった。リヨン帯同から帰国して、ある種の懐郷の念を禁じ得なかった故と、音楽はヴェルサイユやパリにばかりに集中して、リヨンについてはよく知らないので、少しづつ断片を集めている段階なのだ。
『フランス音楽史』(今谷和徳・井上さつき共著)でラモーについて読み直すと、ラモーは、1713年にリヨンに移り、市のオルガニスト及び音楽家を務めていた。1715年5月は、まだリヨンにいたことが演奏者オリヴィエ・ボ―モン自身によるブックレットには書いてあった。パスカルの出身地クレルモンへ再び戻る前だろうか。
1736年8月以降、総括徴税請負人ラ・ププリニエ―ルが主宰するパリのサロンに集い、活動し、音楽家の中心的存在だった。このサロンには貴族、哲学者、文学者、画家、音楽家が多数集まり、常連にはヴォルテ―ルもいる。
ラモーの〈やさしい訴え〉という曲に、傾倒してから次々と新しい学芸作品に出会い、鑑賞する時間がいつもよりも充実した理由は、彼がサロンであらゆる階層の人びとと交流したからと得心した。私も、このような広がりがとても好きなので、しばらくラモーに関わる作品と共に過ごすことになるだろう。ラモーのチェンバロ作品は、まさしく心の琴線に触れ、耽溺することになる。“18世紀フランスの最大の作曲家と言ってもよい”(『フランス音楽史』)とは、どの様なことか、その一端を体感するのである。
Jean-Philippe Rameauの誕生日(1683年9月25日)に。
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