名曲の再発見―カート・ローゼンウィンケルの世界を新たな光で照らす独自の感性とブラジルの音楽的ルーツを融合させた、ブラジルのダニエル・サンチアゴ待望の新作ソロ・ギター・ジャズ・アルバムはカート作品集!!
ブラジルを代表するギタリスト/作曲家/プロデューサー、ダニエル・サンティアゴが贈る待望のソロ・ギター・アルバム。作曲・演奏内容で現代ジャズギターにおいて不動の存在感を示し続けるカート・ローゼンウィンケルの楽曲10曲を題材に、独自の感性とブラジルの音楽的ルーツを融合させ、新たな生命を吹き込んだ作品。アルバムにはローゼンウィンケル自身がアコースティック・ギター(スティール弦)で2曲に参加。さらにローゼンウィンケルの世界観をアップデートするヴォーカルを披露するミハエラ・ボコヴァが加わり、親密でありながら豊かな広がりをもつ音世界を描き出している。カート・ローゼンウィンケルのHEARTCOREからの新作。
サンティアゴの芸術性は、常に境界を越える音楽を創造する能力によって特徴づけられてきた。母国ブラジルの伝統的な響きに根ざしながら、イギリスのロックの姿勢や現代ジャズの複雑な精緻さによって同様に形作られ、その結果として彼自身の独自の音楽言語を確立してきた。『Love in the Modern World』においてサンティアゴは、ローゼンウィンケルの作品群に新たなレンズを通して光を当てている。このプロジェクトの誕生は予期せぬものでありながら、心からの必然でもあった。ローゼンウィンケルはこう振り返る。
「数ヶ月前、まったく突然、ダニエルが私の楽曲をソロ・アルバムとして録音するというアイデアを持ちかけてきた。私は驚き、深く光栄に感じた。そしてその考えを抱えているうちに、興奮が芽生え始めた。彼の手にかかれば、この音楽がどれほど美しく響くか、すでに想像できた」。 (1/2)
発売・販売元 提供資料(2025/09/30)
2024年11月、サンティアゴはブラジリアからベルリンへ渡り、ローゼンウィンケルのスタジオで録音を行った。そのセッションで展開されたものは、まさに魔法のようであった。ローゼンウィンケルは語る。「彼は完全に準備ができており、しばしば1、2テイクで曲を仕上げた。彼がギターから引き出す音は計り知れないほど豊かであるが、それをまるで容易いことのように見せる。これは真の熟練の証である」。
『Love in the Modern World』は単なるトリビュートや模倣のアルバムではない。それは対話であり、サンティアゴがローゼンウィンケルの作品の核に耳を澄まし、自身の感性で応答する営みである。タイトル曲の最初の音から、リスナーは驚きに満ちた旅へと誘われる。収録された10曲は、サンティアゴの芸術性の証であると同時に、彼の深い感情表現力を示すものである。「Summer Song」「Spirit Kiss」「Zhivago」といった楽曲は、リスナーに既存のイメージを忘れさせ、まったく新しい形でそれらを再発見させる。各曲はささやき合う会話のように展開し、旋律と感情の微妙なニュアンスを明らかにし、何度も新たに恋に落ちることを可能にする。
サンティアゴの歩みは、常に新たな音楽領域の開拓によって特徴づけられてきた。Brasilia-Brasil Trioでの初期から、ハミルトン・デ・ホランダ、エリック・クラプトン、ミルトン・ナシメント、ジョアン・ボスコ、ジョン・ポール・ジョーンズとの名高いコラボレーションに至るまで、彼は常に世界をつなぐことを追求してきた。前作『Song For Tomorrow』ではジョシュア・レッドマン、アーロン・パークス、カート・ローゼンウィンケルといった現代最高の音楽家を集め、大胆な声明を発表した。『Love in the Modern World』はその旅を継続するものであり、進化し続ける彼の芸術的ビジョンと、深い感情と誠実さをもって響く音楽を創造するという献身を反映している。 (2/2)
発売・販売元 提供資料(2025/09/30)
名曲の再発見―カート・ローゼンウィンケルの世界を新たな光で照らす独自の感性とブラジルの音楽的ルーツを融合させた、ブラジルのダニエル・サンチアゴ待望の新作ソロ・ギター・ジャズ・アルバムはカート作品集! (C)RS
JMD(2025/09/18)